黄砂予想あるも中国大陸での観測なし 日本への影響はない見込み
2020年11月7日(土)11時45分 ウェザーニュース
2020/11/07 11:50 ウェザーニュース
気象庁の黄砂解析予想図によると、明日8日(日)は北海道から九州の広範囲に黄砂が飛来する予想をしています。
ウェザーニュースの予測では、実際には日本にはほとんど影響は無いとみられます。
現在、東アジアで黄砂観測なし
気象衛星からの観測では、10時現在、高濃度の黄砂は解析されていません。
また、黄砂観測実況図を見ると、7日0時から10時10分までに日本を含む東アジアで黄砂を観測している地点はなく、気象庁の黄砂解析予想図の計算は過剰であると考えられます。
もしこの後、大陸で黄砂の巻き上げが始まったとしても明日8日に日本列島に黄砂が降下する可能性は低いと考えられます。
一般的に黄砂は春先から初夏にかけて飛来することが多い現象です。春は雪解けや土地の乾燥、強風などで黄砂の巻き上げられやすい環境となりますが、夏以降は雨による土地の湿潤や植生などにより黄砂が巻き上げられにくくなるといわれます。
明日8日(日)は太平洋側を中心に日差しが届きます。洗濯の外干しにも問題ない天気です。
参考資料など
気象庁HP