本格的な冬へ ゆっくり進む1か月
2018年11月8日(木)18時40分 tenki.jp
この先1か月も全国的に暖かい空気に覆われやすく、平均気温は全国的に平年より高くなりそうです。暦では冬と言っても、過ごしやすい日が多いでしょう。
平均気温は全国的に平年より高い
8日は、沖縄をはじめ、九州でも最高気温25度以上の夏日の所が多くなりました。「立冬」を過ぎても日中はまだまだ半袖や薄着で過ごせるくらいの気温の所もあるほどです。この先1か月も全国的に暖かい空気に覆われやすく、平均気温は全国的に平年より高くなりそうです。暦では冬と言っても、過ごしやすい日が多いでしょう。
1週目(11月10日〜16日)
1か月の平均気温を週別に見てみると、1週目(10日〜16日)は北日本、東日本では高く、西日本は平年並みとなっています。特に北日本では気温がかなり高い所があり、最高気温は15度以上の日があるでしょう。日中のお出かけに冬物の厚手のコートではムシムシするほどです。朝晩の極端な冷え込みもほとんどなく、この時期としては過ごしやすいでしょう。
2週目(11月17日〜23日)
2週目(11月17日〜23日)の平均気温は北日本と東日本は引き続き高く、西日本でも高くなる見込みです。沖縄は平年並みか高いでしょう。北日本や東日本の日本海側では平年よりも曇りや雨または雪の日が少ないですが、西日本の日本海側は平年と同じく、曇りや雨の日が多くなりそうです。沖縄や奄美は2週目頃までは高気圧に覆われやすいため、平年よりも曇りや雨の日が少なくなりそうです。
3〜4週目(11月24日〜12月7日)
3〜4週目(11月24日〜12月7日)になると、平均気温は全国的にほぼ平年並みになりそうです。この頃になると日本海側ではこの時期らしく、曇りや雨または雪の降る日が多くなりそうです。今シーズンはまだ気象庁による初雪の観測はありませんが、この時期には北日本では雪の便りも次々と届くようになるでしょう。12月7日は二十四節気の「大雪」で、暦の上では本格的に雪が降り始める頃です。季節への歩みがゆっくりとはいえ、少しずつ季節は進んでいくでしょう。そろそろ暖房器具や車の冬装備、冬物のコートなど、少しずつ冬への備えをしておいたほうが良さそうです。