天気予報でよく聞くシリーズ 「低気圧」編

2018年11月8日(木)15時45分 ウェザーニュース


2018/11/08 15:53 ウェザーニュース

普段天気予報を見ていると出てくる言葉。昔に理科の授業で習ったような気がするけど、忘れちゃった…。
そんな皆さんのために、天気予報によく出てくる言葉を解説していきます。
今回は「低気圧」です。

高気圧と低気圧の違いは?

低気圧とは?

何と比べて気圧が低い?

高気圧は周りと比べて気圧が高い所のことを言いますが、低気圧はその反対で、相対的に見て周りと比べて気圧が低い所のことを言います。なので、◯◯hPa(ヘクトパスカル)以下になったから低気圧という定義はありません。

低気圧がくると天気が悪くなる?

低気圧の仕組みが原因

高気圧に覆われている所では下降気流が発生していて雲が発生しにくくなっていますが、低気圧では、空気が地上から上空に移動する上昇気流が発生しています。この上昇気流ができる低気圧は雲が発生しやすい状態です。
上昇気流が強いほど雲は発達し、激しい雨や雷雨になったりします。

上昇気流はなぜ起こる?

空気が流れる=風が吹く

空気は水と同じように、気圧が高い所から低い所に流れる性質があります。「空気が流れる」というのは、「風が吹く」ということ。すなわち、高気圧から低気圧に向かって風が吹いているわけです。
低気圧は中心ほど気圧が低いですから、その中心に向かって四方八方から風が吹いてきます。
中心でぶつかった風は、地面や海面にもぐることはできないので、上空に向かうしかありません。こうして上昇気流が生まれます。
ちなみに、上がった空気は今度は上空で高気圧に向かい、下降気流となって、また地上に下りてくることになります。
空気は地上と上空を行ったり来たりしているんです。

今回は低気圧の仕組みについて解説してみました。天気予報で天気図が出てきたら、なんとなく天気の傾向がわかりそうですね。そういった所にも注目して天気予報を見てみて下さい♪


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