【富山】剱岳に小さな吊るし雲が出現
2018年11月8日(木)8時35分 ウェザーニュース
2018/11/08 08:25 ウェザーニュース
富山県内は朝から良く晴れて、平野部から立山連峰がはっきりと見えています。独特の形状で知られる標高2999mの剱岳の近くにUFOのような雲が出現。これは上空の強い南よりの風の影響で発生した吊るし雲と見られます。
可愛らしいサイズ感
富士山のような独立峰では巨大な吊るし雲が現れることがありますが、立山連峰のひとつである剱岳は空に突き出た部分が小さいこともあり、少し可愛らしいような吊るし雲となりました。
吊るし曇は水蒸気が多い証拠
空気が湿っている場合、強い風が吹いて山頂付近にぶつかると、山を越えた風は波を打ちながら雲を作ります。これが吊るし雲(あるいはレンズ雲)です。
よく晴れていても吊るし雲の出現は空気中の水蒸気が多い証拠。低気圧や前線の接近を示唆しています。午後にかけて次第に雲が増え、明日9日(金)は雨が降り出しますので、日差しを有効に活用しましょう。