立冬の富士山に雪はほとんどなし この時期は例年も変化が大きい
2023年11月8日(水)9時30分 ウェザーニュース
2023/11/08 09:26 ウェザーニュース
今日11月8日(水)は二十四節気の立冬。暦の上では冬の始まりです。その立冬の富士山にはほとんど雪が見られず、冬の姿にはなっていません。
明後日の崩れで富士山では雪になる見込み
高気圧に覆われ、富士山周辺では朝から穏やかに晴れています。青空をバックにした富士山は山肌がはっきりと見えていて、雪は山頂付近にわずかに確認できる程度です。
暦の上では冬の始まりを告げる立冬ということで、富士山も雪化粧していそうなイメージがありますが、この時期はまだ気温の低い日が続かなかったり、降水が少ないなどの要因で、富士山の積雪は安定しません。去年の立冬も雪はわずかでした。
今年は10月下旬にしっかりと雪化粧をしたものの、11月に入ってからの季節外れの高温になったうえ、昨日の暖気と雨によってほとんどの雪が溶けたとみられます。
次のまとまった降水は明後日10日(金)頃に予想されています。昨日に比べると上空の気温は低いため、富士山の山頂に近い所では雪になる見通しです。週末以降に天気が回復したタイミングでは、雪化粧をした富士山が見られる可能性があります。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)