「手錠きつい」外させ、車のドア開ける…大阪で護送中の男逃走

11月9日(土)12時38分 読売新聞

 9日午前4時頃、大阪府東大阪市新町の路上で、覚醒剤取締法違反などで起訴された遊技機設置業、大植おおうえ良太郎被告(42)(大阪府岸和田市)が、護送中の大阪地検の車から逃走した。大植被告は保釈を取り消され、収容中だった。地検と府警が行方を追っている。

 地検の発表などによると、大植被告は車で護送中、かけられていた手錠がきついと検察事務官に訴え、事務官が左手首の手錠を外したところ、車内で暴れ出し、車のドアを開けた。危険なため、事務官が車を止めると、外へ出て事務官ともみ合いになり、腰縄姿のまま東に逃げた。事務官が110番した。事務官2人が軽傷を負ったという。

 車は3列シートのワゴン車。大植被告は3列目に座り、運転手を含めて1〜3列目に事務官が1人ずついた。

 大植被告は身長約1メートル70で、丸刈りのやせ形。紺色シャツ、迷彩柄のズボンをはき、逃走時ははだしだった。右手首には手錠が付いたままとみられる。

 大植被告は今年4、5月に覚醒剤取締法違反(所持、使用)と大麻取締法違反(所持)で起訴後、保釈された。しかし、大阪地裁岸和田支部が指定した判決日に3回にわたり出廷せず、今月7日に保釈が取り消された。

 8日夜、地検から府警に「大植被告が東大阪市内にいるので、見に行ってほしい」と依頼があり、管轄する河内署員が現場に急行。被告の身柄を確保し、同署で引き渡しを受けた事務官が被告に手錠をかけた。

 この際、拘置所に収容する9日朝まで一時的に警察署に留め置くことになったが、河内署の留置場に空きがなく、1・8キロ東の枚岡ひらおか署に護送することになった。逃走現場は枚岡署まであと600メートルの距離だった。

 地検の内規では、護送時や食事、トイレなどの際に手錠を片方だけ外すことを認めているといい、地検は「今回のケースは内規違反に当たらない」としている。

 現場は工場が集まる地域。半径1キロの範囲には住宅街や小学校、保育園がある。

 地検では、先月30日にも、岸和田市の地検岸和田支部前の路上で、刑事施設への収容手続き中の女(49)(傷害容疑などで逮捕)が息子の運転する車で検察事務官をはねて逃走する事件があった。

ヨミドクター 中学受験サポート 読売新聞購読ボタン 読売新聞

「逃走」をもっと詳しく

このトピックスにコメントする

「逃走」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ