【まんがで解決!】3人に1人が認知症の危機!? 今すぐ始めたい脳にいい3つの習慣
2024年11月10日(日)6時0分 ダイヤモンドオンライン
「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。子どもには、これから必要とされる「考える力」や勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!(まんが/しゅんぶん)
脳トレ+運動+食事=???
2040年には、65歳以上の高齢者の3人に1人が、「認知症」か「軽度認知障害(MCI)」になると、厚生労働省が発表しました。MCIとは、「認知症そのものではありません。しかし健常な状態でもありません。認知症と健常な状態の『中間のような状態』」(*1)を指すそうです。認知症リスクがますます身近なものになってきており、予防の重要性が高まっています。
認知症予防といえば、何が挙げられるでしょうか。「栄養管理」「規則正しい食事」「適度な運動」「脳トレ」などありますが、神戸大学と神戸学院大学の研究グループによると、どれか一つを集中して頑張るのではなく、「運動」や「脳トレ」などを複合的に組み合わせたプログラムを続けることで認知機能が向上すると、発表しました(*2)。
認知症の発症を抑えるためには、症状が出る前に、脳トレで脳を刺激し、運動で血流を促し、食事で栄養を補うことが不可欠です。それぞれが独立しているわけではなく、互いに補完し合って脳の健康を支えているのです。さらに、近年の研究では、認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)向けのプログラムが、若い年齢層でより効果的であることが示されています。つまり、若いうちから、認知症予防に取り組むことが、将来の認知症リスクを大幅に低下させるのです。そのために、ぜひとも日頃の生活に取り入れたい3つの習慣を紹介します。
まんが/しゅんぶん
脳を刺激して鍛えることは、認知症予防の基本の一つです。読書やパズル、脳トレなどで脳を刺激することは、脳のシナプスを強化し、認知機能の低下を防ぐのに役立ちます。
次に、「運動」です。大人になると、運動する機会を意識しないと得られませんが、運動が脳にいい影響を与えることは、多くの研究で明らかにされています。有酸素運動は、脳への血流を増やし、記憶力や判断力を維持するのに役立ちます。また、ストレスを軽減し、気分を安定させる効果もあるので、取り入れましょう。
最後に、「食事」です。脳の健康を支えるもう一つの重要な柱です。栄養バランスの取れた食事は、脳の機能維持に不可欠であり、特にビタミンB群やオメガ3脂肪酸、抗酸化物質が豊富な食品は、認知症予防に効果的。食事が偏っていると、脳に必要な栄養が不足し、神経細胞の働きが低下することがあります。
特に、日本の食生活は塩分が多く、野菜や果物の摂取量が不足しがちです。栄養バランスを意識して、魚やナッツ類、葉物野菜を多く取り入れることが、脳の健康を保つために重要です。
どれか一つが欠けてしまっては、効果が薄れてしまいます。脳トレを頑張っていても、運動や栄養面が不足していると、脳への血流が悪化したり、脳に必要な栄養素が届かなくなったりします。つまり、脳トレ+運動+食事を一緒に行なうことで、その効果が最大限に発揮されるのです。
認知症予防には、運動、脳トレなど、バランスのいい予防が大切です。『1分間瞬読ドリル』は、記憶力以外にも、判断力や集中力、発想力、思考力、読解力を、バランスよくスキルアップできる画期的なドリルです。食事と運動と合わせて、脳もバランスよく鍛えていきましょう。
*1 国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター「あたまとからだを元気にするMCIハンドブック」*2 運動+脳トレなどで高齢者の認知機能向上を確認 神戸大など
*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。