即位パレード 沿道に11万9000人

11月10日(日)20時30分 毎日新聞

天皇陛下の即位を披露する「祝賀御列の儀」で、オープンカーから手を振られる天皇、皇后両陛下=皇居で2019年11月10日午後3時3分、玉城達郎撮影

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 天皇陛下の即位を披露するパレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」が10日午後、皇居・宮殿から赤坂御所(東京都港区)までの約4・6キロのコースで国の儀式として行われた。祝福しようと集まった約11万9000人で沿道は埋め尽くされ、オープンカーに乗った天皇、皇后両陛下は約30分にわたって笑顔で手を振って応えられた。


 パレードは午後3時に始まり、両陛下はトヨタ自動車のハイブリッドセダン「センチュリー」を改造したオープンカーに乗り、宮殿・南車寄せを出発した。陛下はえんび服に最高位の勲章を胸に飾り、皇后雅子さまは白いロングドレスにティアラ(宝冠)と勲章を身に着けた。


 警視庁の白バイが先導する車列は警備のサイドカーなどを含めて46台で、長さは約400メートルに及んだ。両陛下の車は、菅義偉官房長官、安倍晋三首相の車などに続いて時速約10キロのゆっくりしたスピードで走り、秋篠宮ご夫妻を乗せた車が続いた。


 皇居を出た車列は内堀通りを右折し、警視庁のある桜田門、国会議事堂の正門前に向かった。平河町を経由して青山通りに出て、赤坂御用地沿いのほぼ直線の道路を進んだ後、約30分後に両陛下の住まいである赤坂御所に到着した。


 出発時に宮内庁楽部が即位を祝って作られた行進曲「令和」を演奏したほか、沿道10カ所では自衛隊や警視庁、東京消防庁などの音楽隊が両陛下の結婚を祝って作られた「新・祝典行進曲」(作曲・團伊玖磨)を奏でた。自衛隊の儀仗(ぎじょう)隊約210人は、銃を使った敬礼「ささげ銃(つつ)」を行った。


 両陛下がパレードを行うのは1993年6月の結婚以来。警視庁は周辺を大規模に交通規制するとともに全国からの応援3000人を含めて約2万6000人の警察官が警戒にあたった。


 パレードは即位礼正殿の儀があった10月22日に予定されていたが、台風19号の被害対応を考慮して延期されていた。即位した5月1日からの国事行為である「即位の礼」の五つの儀式の最後の行事だった。


 ほぼ同じコースで行われた過去の皇室パレードでは、90年11月の上皇さまの即位時に約11万7000人が詰めかけ、両陛下の結婚時には約19万2000人が祝福していた。【高島博之、和田武士、稲垣衆史】

毎日新聞

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