東海 雨の後は気温が急降下 13日は今季初めて雪の積もる所も 早めの冬支度を

2023年11月10日(金)16時18分 tenki.jp

東海地方は、この雨の後、強い寒気が流れ込む見込みです。飛騨北部の標高の高い山間部では13日(月)は、積雪となる可能性があります。今季初めて雪の積もる所もあるため、早めに冬支度を進めておきましょう。

東海地方 雨はいつまで?

寒冷前線に伴う雨雲の影響で、きょう10日午後の東海地方も、広い範囲で雨が降り続いています。寒冷前線が東海地方を通過するため、今夜はじめ頃まで広く雨が続くでしょう。局地的に雨脚が強まる可能性があるため、急な強い雨や落雷、突風などに引き続き注意してください。

雨の後は寒気南下 高山市街地で初雪の可能性も

前線通過後、日本付近は西高東低の気圧配置に変わり、東海地方の上空には強い寒気が流れ込む見込みです。あす11日以降、季節外れの暑さから一転、一気に秋が深まりそうです。
寒気のピークは週明け13日(月)で、東海地方の上空にはマイナス30℃以下の師走並みの寒気が流れ込む見込みです。また、上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の寒気(平地で雪が降る目安)が北日本まで南下し、高山市の上空1500メートル付近にも、マイナス3℃以下の寒気が流れ込む予想です。岐阜県飛騨北部の標高の高い山間部では、積雪に注意が必要です。

飛騨市や高山市の峠道は積雪に注意

飛騨地方では12日(日)午後も降水の可能性がありますが、標高の高い山間部の一部で雪となる程度で、雨の所が多いでしょう。13日(月)は気温が更に下がり、午前中、飛騨市や高山市など飛騨北部では、標高の高い山間部を中心に雪で降り、積雪となる所もある見込みです。高山市街地でも、初雪の可能性がありそうです。名古屋市など太平洋側の地域では、多少雲のかかる時間はありますが、晴れる時間が長いでしょう。

シーズン最初の雪 慣れていても注意

冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも以下の2つのことに注意が必要です。
(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。

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