パトカーなど23台に衝突した無職の女 警察は「責任能力の有無を今後判断」

11月11日(月)18時16分 しらべぇ

当て逃げ(EmilySkeels/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

新潟県警新潟東署は9日午後1時49分に、山形県置賜郡小国町に住む無職の女(36)を、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕した。しらべぇ取材班は、新潟東署などから話を聞いた。


■少なくとも23台に当て逃げ

9日午後1時48分ごろ、新潟市東区長者町地内の交差点において、新潟署のパトカーに自ら運転する車両を衝突させて、公務の執行を妨害した疑いが持たれている。

女は、新潟市内で、少なくとも23台に当て逃げ。パトカーに囲まれたが、車をぶつけて逃走を図るも、警察官が車の窓ガラスを割り逮捕。

調べに対して、女は意味不明な供述をしたため、東署は女を釈放し、保健所に引き渡した。保健所は、女を病院に入院させた。酒は飲んでおらず、今後医師が責任能力があるかどうか判断する。

当て逃げされた被害者について、捜査関係者は「この女の家族に賠償請求することも可能ではないか」と取材に答えた。


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■「てんかん事故」では逮捕・起訴

大きな被害を出したにも関わらず、「釈放され入院」という対応になった今回の事故。

しかし、たとえば2011年、12年にそれぞれ栃木県と京都府で起きたてんかん患者が運転する自動車による死亡事故では、栃木県の運転手は逮捕・起訴された(京都府の運転手は容疑者死亡により不起訴)。

検察は「故意」の立証を断念し危険運転致死罪は適用されなかったが、その後2014年に道路交通法が改正され、規制が強化されるきっかけとなっている。つまり、容疑者に肉体的な病気がある場合にも逮捕されるケースはあるということ。

では、今回のように送検前に入院が選択されるのは、どのような場合なのだろうか。

■措置入院の可能性も…

千葉県障害者福祉推進課によると、一般的に取り調べに耐えられない重篤な場合は、精神保健福祉法の定めにより、県に報告し医師の診察を受けさせるという。

医師2名以上の診断で措置入院(強制入院)をさせることも可能。被疑者(被告人)に精神障害が疑われる場合、起訴前であれば検察官が、裁判の開始後は裁判官が精神鑑定を命ずることがある。


■精神鑑定のあとは…

精神鑑定が行われ、鑑定結果を受けて、犯行時の被疑者(被告人)が「心神喪失」あるいは「心神耗弱」であったと認定されると、不起訴処分となるか、無罪等が確定する。

一方、精神科の治療歴がある場合でも、犯行当時の責任能力に問題がないと判断されれば、通常の裁判手続に則って刑罰が科される。


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(文/しらべぇ編集部・おのっち



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