形態を変えれば再開は問題ない?...「桜を見る会」中止に招待経験のあるパックン&上念司氏は

11月14日(木)13時10分 AbemaTIMES

 「私の判断で中止をすることになった」(安倍総理)。政府は13日、来年度の総理主催「桜を見る会」の開催中止を発表した。

 毎年4月に新宿御苑で開催されている「桜を見る会」は、1952年以降、歴代政権が開催してきた行事だ。「各界において功績、功労のあった方々を招き日頃の労苦を慰労する」ことを目的にしており、内閣府の大塚官房長は「各省庁から幅広く推薦をいただいて、私ども内閣府、内閣官房においてとりまとめているところ」と説明している。
 


 民主党政権下でも著名人から地方の関係者まで約1万人が招待されている、この「桜を見る会」だが、実は参加者がこの5年間で4500人増え、予算額は約1700万円と変わらないが、支出額は約3000万円だったものが2020年度の概算要求額では5729万円にまで膨れ上がっているのだ。

 そして今月8日の参院予算委員会。後援会関係者が850人も招待されていたとする野党の追及に、安倍総理は「個人情報であるため回答できない」「招待者の取りまとめ等においては関与していない」としながらも、「地元において自治会等々で、あるいはPTA等で役員をされている方々もおられる」と答弁。この日から、政府与党に対し「招待者を選ぶ基準はどこにあるのか」「総理は税金を使って行われる式典を私物化しているのではないか」といった厳しい批判が殺到することとなった。

 さらに12日には「自民党の議員に割当枠があるのでは」という記者の指摘に対し、二階幹事長が「あったって別にいいじゃないか。あなたがいかにも問題ありそうな発言しているが、問題になるようなことがあるのかって聞いてるんだ」と発言。翌13日には、差出人が「安倍晋三事務所」とある、「桜を見る会」を含む都内観光ツアーの案内文書も飛び出した。

 今年の「桜を見る会」に参加したお笑い芸人のパックンは「招待状には理由などは何も書かれていないので、なぜ呼ばれたのかはわからないし、行かなくても何も変わらないと思う。ただ、僕はテレビ番組などでアベノミクスや安全保障政策など、安倍総理に対して割と厳しいことも言ってきた。それなのに呼んでもらえるので、案外大人だなと思った。実際は何も食べないでひたすら待っているだけだった」と明かす。

 その上で「地方から集まった功労者を元気付ける目的としては意味があるのかもしれないが、それがなくても人々は生活できるという意味では、公共事業としては不要なものだ。しかしそれで言えばオリンピックも同じだ。必要かどうかという基準で判断すれば、全てを廃止することになってしまうのではないか。また、私物化していると言われれば私物化しているかもしれないが、全体からすれば850人はごく一部。アメリカの独立記念パレードには約5億円が使われているが、特別席のチケットはトランプの支持者にしか配られていない。これこそ完全に私物化だ」と指摘。「今後は税金を使わないで、自民党が党として主催すればいいだけの話だと思う」との考えを示した。

 同じく4度参加した経験のある経済評論家の上念司氏は「最初の2回は一般席で入ったが、遠目に安倍総理を一目見るだけだ。2年前に行った時と今年はVIP席だった。私は民主党政権時代から10年以上、アベノミクスみたいな政策をやれと訴えてきた。それで呼んでくれたと勝手に思っている」と話す。

「今回だけでなく、64回全て、野党は特に鳩山政権の時は招待の理由がどうだったのかという話もしないとフェアじゃない。64回も続いた伝統をクレームで止めてしまうのは本当にいいのか。ただ、安倍政権を応援していて、桜を見る会に参加していた方から“英断かもしれない。変な者がたくさん紛れ込んでいたし、桜を見る会に行きたいがために招待枠を持った人に近づいたり、俺は総理の友達だとマウントする人も後を絶たなかったから、一度精査して洗い直してしっかり仕組みを作ってやるなら再開していいと思った”という意見を頂いた。これはその通りだと思った」。

 秋葉原のメイドカフェ「@ほぉ〜むカフェ」で14年にわたってメイドを務め、現在は同店を運営するインフィニアの執行役員CBOとして経営にも当たるhitomiさんは「私は日本のメイド文化を広める活動していることもあって、いつか実績が認められて、招待されたらいいなと思って頑張ってきた。しかし基準がないと、何をどうすればいいのかがわからない」と話していた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

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