行政処分受け資金繰り悪化=逮捕の社長、違法集金契機か—警視庁

11月15日(水)19時23分 時事通信

 健康食品販売会社「ロイヤルフーズ」(東京都品川区)による詐欺事件で、同社社長原田一弥容疑者(63)が「2008年に行政処分を受けた後、銀行から融資を受けられなくなり、客から金を集めることを思いついた」と話していることが15日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は事件の詳しい経緯を調べている。
 捜査関係者などによると、同社は1988年設立。健康不安をあおって高齢者に高額な健康食品を売り付けたなどとして、08年5月に東京都から特定商取引法違反で3カ月の業務停止命令を受けた。
 健康食品の売り上げが落ちていたところに行政処分を受け、銀行から融資を受けられなくなり、資金繰りが急速に悪化した。同容疑者は資金調達のため、顧客から金を集める方法を思いついたと話しているという。
 同社はこの頃から、高齢者を狙って「銀行に預けるよりもお得」などと新規事業に投資するよう勧誘するようになった。事業を行おうとした形跡はあるが、いずれも失敗。12年4月ごろには、集めた資金を従業員らの給料や他の客への返済に充てる自転車操業に陥っていた。
 警視庁は15日、新たに元従業員の男女2人も組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑で逮捕。これで逮捕者は計8人になった。 

[時事通信社]

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