<やさしい日本語>外国人住民と日本人の理解深める契機に

11月15日(水)10時32分 毎日新聞

落語家の桂かい枝さん

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 外国人住民が県内で最も多い島根県出雲市で12月10日に「やさしい日本語」の交流会が開かれる。「無料」を「お金はいりません」と表現するなど簡単な日本語で情報を正しく伝えるのが特徴で、会場では落語家の桂かい枝さんが、やさしい日本語で落語を披露。交流会もあり、日本人と外国人が理解を深めるきっかけにしてもらうのが目的だ。主催する市文化国際室は「かみ砕いた日本語で身ぶり手ぶりも交えて交流し、分かり合いたい」としている。【山田英之】


 市によると、市内の外国人住民は3565人(9月末現在)。国籍別ではブラジル2450人、中国316人、ベトナム187人、フィリピン180人、韓国132人など。


 やさしい日本語は、1995年の阪神大震災をきっかけに、弘前大の佐藤和之教授の研究グループが提案。災害発生直後に各国の言葉に翻訳して情報を流すのに時間がかかるため、簡単な日本語で多くの外国人を避難誘導し、避難生活で必要な情報を伝える狙いがある。


 伝える言葉は、小学3年生で習う程度の漢字、ひらがな、カタカナで表現。言い換えの基本原則は、重要度が高い情報だけに絞り込む▽あいまいな表現は避ける▽難解な語彙(ごい)を言い換える▽漢字に読みがなを付ける−−など。


 交流会は12月10日午後3時半から、出雲市斐川町学頭の温泉施設「四季荘」で。第1部は桂かい枝さんの落語。第2部で、やさしい日本語を使って参加者が交流する。外国人を含む市民や企業、市民団体、日本語教室関係者らが対象で入場無料。


 問い合わせは、市文化国際室(0853・21・6576)へ。

毎日新聞

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