<岐阜白骨遺体>発見・通報の50歳男を詐欺容疑で逮捕

11月15日(水)23時11分 毎日新聞


 岐阜県中津川市の廃屋で昨年11月、白骨化した男性の遺体が見つかった事件で、岐阜県警は15日、この男性になりすまして銀行口座を開設しキャッシュカードをだまし取ったとして、名古屋市西区の無職、田中幸治容疑者(50)を詐欺容疑で逮捕した。田中容疑者は遺体を見つけたと県警に通報していた。「何のことだかわかりません」と容疑を否認しているという。


 県警によると、この男性はDNA鑑定で、1月に東京都足立区の元タクシー運転手、金田浩一さん(失踪当時42歳)と特定された。2010年10月に警視庁南千住署に行方不明届が出されていた。捜査関係者によると、田中容疑者が金田さんの運転免許証を所持していたことが身元判明につながった。


 逮捕容疑は10年12月〜11年3月、金田さんになりすましてインターネットバンクの口座を開設し、金田さん名義のキャッシュカード2枚をだまし取ったとしている。1枚のカードは他人に転売していたという。


 田中容疑者は昨年11月、「約1年前に死体らしきものを見た」と県警中津川署の交番に届け出て、布団圧縮袋のようなビニール袋に入り白骨化した遺体が見つかった。司法解剖で死因は判明しなかったが、袋の中に硫化水素を発生させる粉末が付いていたという。


 県警によると、金田さんは行方不明になる直前、家族に「自殺サイトで知り合った男に会いに行く」と話していた。田中容疑者が自殺サイトにアクセスしていた形跡も確認され、2人は自殺サイトを通じて知り合った可能性がある。県警は田中容疑者から、金田さん死亡の経緯についても事情を聴く。


 田中容疑者は、他人名義の通帳やキャッシュカードを譲り受けたなどとする犯罪収益移転防止法違反で実刑判決を受け、三重刑務所で服役中だった。【駒木智一、沼田亮】

毎日新聞

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