鍋の季節に大活躍、カセットコンロの危ない使い方とは?

11月16日(月)10時30分 ウェザーニュース

2020/11/16 10:20 ウェザーニュース

寄せ鍋、鴨鍋、すき焼き、湯豆腐……鍋物が美味しい季節になりました。卓上で鍋をやるときに欠かせないのがカセットコンロです。でも、このカセットコンロは使い方によっては爆発や火災を起こします。どんな使い方が危ないのでしょうか。

冬季に多いカセットコンロ火災

東京消防庁によると、2005〜2010年の6年間に132件のカセットコンロ火災が発生しました。冬季(12〜2月)が51件で最多、次いで秋季(9〜11月)の31件でした。やはり鍋の季節が多いようです。
カセットコンロ火災は、大きな鍋や鉄板が覆いかぶさる状態で使用したためガスボンベが爆発したり、ガスボンベを正しく装着せずに使用したことなどで起こっています。

カセットコンロの危ない使い方

日本ガス石油機器工業会が、ホームページに「カセットこんろ・カセットボンベの安全な使い方」を掲載しています。その中から、火災や爆発を起こす危ない使い方を5つ紹介します。
(1)大きな調理器具を使う
コンロを覆うような鍋や鉄板を使うと、熱くなった鍋底や鉄板がガスボンベを加熱して爆発することがあります。ガスボンベの上にかかる大きな調理器具は使わないでください。
(2)2台以上並べて使う
大きな鉄板などで焼肉や焼きそばを調理するとき、ガスコンロを2台以上並べて使いたくなりますが、鉄板がボンベを加熱してボンベが爆夏することがあります。学校の文化祭の模擬店で、カセットコンロを2台並べ、そこにのせた鉄板で焼きそばを調理してボンベが爆発した例があります。カセットコンロは2台以上並べて使わないでください。
(3)ボンベのセットを間違える
カセットコンロにボンベをセットするときは、ボンベの切込み凹部をコンロのボンベ受け凸部に合わせてセットしてください。正しくセットしないと、ガス漏れや火災の原因になります。
(4)家具・壁・カーテンの近くで使う
カセットコンロの周囲に家具や壁、カーテンなどの可燃物があると、可燃物に引火したり、ボンベが加熱して爆発することがあります。壁や引火物から少なくとも15cm以上離してカセットコンロを使ってください。
(5)古いコンロやボンベを使う
カセットコンロの寿命は10年が目安。古いカセットコンロはガス漏れ事故が発生する危険性があるので、製造年月日を確認して、古ければ買い替えを検討してください。また、ガスボンベは製造から6〜7年経つとサビが発生してガスが漏れることがあります。
ボンベの底に製造年月日が記載されているので、古くなったガスボンベは使用しないでください。災害など非常時のために備蓄している人も多いかと思いますが、定期的に古いものは新しいものと入れ替えるようにしましょう。

ボンベのゴミ出しはどうする?

「カセットこんろ・カセットボンベの安全な使い方」には、▼カセットコンロは電磁調理器の上で使用・保管しない(電磁調理器の電源が間違って入ったらボンベが爆発することがある)、▼石綿やセラミック付きの魚や機器を使用しない(ボンベが爆発することがある)、▼テントや車内で使用しない(一酸化炭素中毒や酸欠になる場合がある)、▼ストーブの近くで使用しない(ボンベが爆発するおそれがある)などの注意もあります。
使い終わったボンベは、振って中身がカラであることを確認して地域の取り決めに従って廃棄すること。ガスが残ったまま廃棄すると、ゴミ収集車や焼却施設で爆発することがあるからです。
これから食卓で出番が増えるカセットコンロとガスボンベ。使い方を間違えると火災や爆発を起こす危険性があることを覚えておいてください。

参考資料など

日本ガス石油機器工業会「カセットこんろ・カセットボンベの安全な使い方」(https://www.jgka.or.jp/gasusekiyu_riyou/anzen/gasu_cassette/index.html)、東京消防庁「カセットこんろの取扱いにご注意を!」(https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/kb/pdf/221027.pdf)

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