四ツ谷は「ヨスヤ」?「ヨチュヤ」? 駅のハングル表記がバラバラな理由

11月20日(日)14時0分 J-CASTニュース

2016年10月31日撮影

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JR東日本は、訪日外国人旅行者向けに、2016年8月20日から駅ナンバリングの導入を始めた。新たな駅名標には駅の番号に加え、日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語による駅名が表記されている。同時期に、東京メトロでも4か国語表記が出来る新型の表示器の導入が開始され、19年度にはメトロ全線での設置を予定している。

外国人観光客が読みやすいように、という目的に始められたこれらの取り組みだが、このうち韓国語について、その表記が一定せず、複数の表記が混在している状況が続いている。



鬼門となるのは「つ」の音



画像はJR四ツ谷駅の各種案内などを撮影したもので、3種類の韓国語表記が混在している。


「四ツ谷・麹町口」へと案内する看板では「요쓰야」、ホームの駅名標は「요츠야」、柱に取り付けられた「四ツ谷口」への誘導は「요쯔야」。


ハングル文字は表音文字のため、「よつや」はそのまま3文字で表現されるのだが、その真ん中の「つ」にあたる文字が「쓰」、「츠」、「쯔」と、一定していない。



韓国語には「つ」の音が無いため、いずれの文字も便宜的に使われているもの。そのため、「요쓰야」は「よすや」、「요츠야」と「요쯔야」は「よちゅや」に近い発音となり、本来の「よつや」とは離れたものになっている。



JR東日本の担当者に、J-CASTニュースの姉妹サイト「Jタウンネット」がこれらの表記について取材したところ、



「(表記が3種類あることに)特に意味は無く、よく使われている文字を使用しています」


という回答があった。



複数の表記法が存在する韓国語



一定しない韓国語表記に関して、以前から個人的に調査を進めている「μ'metro」さんは、ツイッターで情報を発信している。「μ'metro」さんはJ-CASTニュースの取材に対して、



「(表記のぶれは)各地で数えきれないほどあります」


と、JRだけでなく、関東の各地の駅・バス停などで、同様の状況が見られると語った。四ツ谷駅以外にも、水道橋駅、田園調布駅などで、表記が一定していないという。



その背景には、韓国語表記に複数のルールが存在していることがあるという。


本来、外来語を韓国語表記する際は、韓国の国立国語院が制定した外来語表記法に従うが、それとは異なる「通用表記」が使われる場合もあるのだという。四ツ谷の場合、「요쓰야」(よすや)が表記法によるが、通用表記の場合は、翻訳者の感覚に合わせて文字が選ばれるため、表記のぶれも大きくなる。



変換の際に参考となる表記法が複数ある現状、どの表記法を使うのかを定めない限り、今後も同様の状況は増えかねないが、JR東日本はJタウンネットに対し、



「鉄道業界で表記を統一しようという動きも今のところはありません」


と回答した。

J-CASTニュース

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