北海道は雪に変わり積もり始める 今夜以降は北日本で大雪や吹雪に警戒
2023年11月24日(金)15時30分 ウェザーニュース
2023/11/24 15:19 ウェザーニュース
寒気の南下に伴い北海道は雪の所が増えてきました。寒気のピークとなる今夜から明日25日(土)の朝にかけては北日本の広い範囲や北陸、甲信の山沿いなどで大雪・吹雪に警戒が必要です。
北海道は急速に積雪が増加
午前中は雨の所が多かった北海道は午後になって急速に雪へと変化し、札幌市内でも雪になってきました。道北では雪が積もり始め、15時の積雪は枝幸町・北見枝幸で5cm、留萌市で4cmを観測。午前中はほとんどの所で積雪がなく、数時間で5cm前後の雪が積もっています。
現時点では雨の所が多い東北でも夕方以降は北部から雪に変わり、北陸や甲信の山沿いでも今夜は雪の所が多くなる見込みです。
北日本や北陸の沿岸部では平均で10m/s前後、瞬間的には20m/s前後の強風となっていますので、雨から雪に変わると吹雪になって視界不良となるおそれがあります。特に夜間の車の運転は危険な状況になることが考えられますので、安全を心がけるようにしてください。
夜のうちに一気に雪が積もる所も
今夜から明日の朝が寒気のピークで、雪雲が発達しやすくなります。夜のうちに一気に雪が積もって、明日の朝は一面の雪景色という所がありますので、朝から外出を予定している場合は、念のため早く起きて雪の状況を確認するようにしてください。
北海道や東北では明日の午後にかけても断続的に雪が降り、広い範囲で10cm以上、山沿いの多い所では30cm以上の積雪が予想されます。今日と明日で路面状況が大きく変化する見通しです。移動には時間に余裕を持つようにすると良さそうです。
全国的に冬本番の寒さ
強い寒気に覆われるため、晴れる関東から西日本の太平洋側を含む全国で気温が低くなります。
今日はこの時期として記録的な暖かさとなった関東も冬の寒さとなり、東京都心の最高気温は今日に比べて11℃も低い13℃までしか上がりません。
そのほかの各地も寒く、札幌市の最高気温は−2℃と今季初めての真冬日を予想しています。東北や北陸は軒並み一桁で、東海から西日本も15℃には届きません。外出には厚手の上着や防寒具が必要な所が多くなる見通しです。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)