財団をかたる「著作権侵害訴訟最終通知書」が出回る はがきの番号に電話しないよう注意
2017年11月29日(水)12時26分 BIGLOBEニュース編集部
「著作権侵害訴訟最終通知書」と記された不審なはがきが出回っている。一般社団法人・知的財産研究教育財団は、はがきの団体名は類似した架空のものだとして、記載の番号に電話しなよう注意を呼びかけている。
「著作権侵害訴訟最終通知書」と記載されたはがきの差出人は、「一般社団法人 知的財産教育協会財団」という団体。実在する「一般社団法人 知的財産研究教育財団」から「研究」を取り「協会」を挿入した架空の団体名となっている。
はがきの内容は、「インターネット利用による著作権侵害の訴訟準備期間に入りました」と通告し、「本書到着後下記まで至急お問い合わせ下さい。」と記載の電話番号へ連絡するよう促すというもの。さらに、「このまま連絡なき場合、原告側の主張が全面的に受理され、裁判後、給与差押え及び動産物、不動産の差押えを執行官立会いのもと強制的に履行させて頂きますので【執行証書】の交付を承諾して頂きます。」と不安を煽っている。
知的財産研究教育財団は、類似した架空の団体名を使ったはがきが出回っているとして、「この通知と当財団とは一切関係ございません」と説明。問い合わせ窓口と書かれた電話番号には連絡せず、警察に談するよう呼びかけている。