冬に「黒い食べ物」で精をつけるとよい理由

11月29日(日)10時55分 ウェザーニュース

2020/11/29 11:06 ウェザーニュース

体力が低下したり、感染症にかかりやすくなる冬。「冬は黒い食べ物で精をつけてください」という源保堂鍼灸院(東京都渋谷区)の瀬戸佳子先生(国際中医薬膳師)に、その理由とオススメの食材を聞きました。

体力や免疫力を司る『腎』をいたわる

「冬は厳しい寒さに耐えるため栄養をため込む季節で、また何かと気忙しい時期であり疲れも出やすい時期です。そのため成長・老化、免疫力を司る『腎(じん)』をフォローする必要があります。
東洋医学でいう『腎』とは、腎臓や膀胱だけでなく、成長・発育、精力、知力、またエイジングとも関係する骨、脳、足腰、髪、ホルモンなども指し、『腎』が弱ると、免疫力の低下、抜け毛や白髪、脳機能の低下などが起こり、老化現象が進んだり、病気にもかかりやすくなったりするとされます」(瀬戸先生)
一般に体力をつける食材を「精をつける」食べ物といいますが、これらは「腎」を強くします。


「生命の源である『精』は『腎』に蓄えられるとされます。『精』がつく食べ物を食べ摂ると、『腎』を活性化させ、若々しく元気な状態を保つことができるのです」(瀬戸先生)

黒ゴマ、うなぎ、牡蠣などがよい

「東洋医学では季節ごとに食べたほうがよい食べ物の色があり、冬は黒です。黒い食材を摂ると冬の養生になるとされています。実際に黒い食材は、精をつけ、『腎』の働きを助ける食材が多いのです。例えば黒ゴマは、薬膳では白髪や足腰の衰え、耳鳴り、肌の乾燥に効果があるとされています」(瀬戸先生)
夏バテを予防してくれるうなぎは、冬にも食べたい食材です。
「うなぎは体力アップの効能があります。血液や気力を補ってくれ、疲れたときにとても良い食材です。牡蠣は海のミルクと言われるように栄養豊富で、腎を補うのはもちろん、貧血の予防や不眠、精神不安にも効きます」(瀬戸先生)

黒豆やくるみもオススメ

「おせちに欠かせない黒豆は、冬によく食べてほしい食材の1つです。老化予防、むくみ防止、疲労回復に役立ちます。くるみは脳の働きを高め、足腰を強くする効能があるとされ、まさに『腎』を助けるアンチエイジングにうってつけのナッツです。黒ゴマと同様に皮膚や呼吸器に潤いを与えてくれるので、肌の乾燥対策にもなります」(瀬戸先生)
そのほかにも、すっぽん、黒米、干し椎茸、黒きくらげ、ごぼう、くり、うに、カツオなどもオススメといいます。体力に不安のある人、老化が気になる人、冬が苦手な人は、黒い食べ物も摂りいれて、元気に冬を乗り切りましょう。

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