北日本は大雪や吹雪が続く 明日朝は東京など今季一番の冷え込み

2022年12月1日(木)16時0分 ウェザーニュース

2022/12/01 15:18 ウェザーニュース

冬型の気圧配置が強まっている影響で、北海道や東北北部では断続的に雪が降っています。各地で積雪が増加しており、明日2日(金)にかけて大雪や吹雪に注意が必要です。
また、全国的に気温も下がっており、明日朝は関東以西の広い範囲で今季一番の冷え込みになるとみられます。

積雪が急増し、吹雪で視界不良

強い寒気に覆われている北海道や東北北部は日本海側を中心に断続的に雪が降り、活発な雪雲が通過するタイミングでは1時間5cm前後の強い雪になっている所があります。積雪は急増し、15時現在で北海道幌加内町・朱鞠内で49cm、滝川市で30cm、旭川市で21cm、青森県青森市・酸ケ湯で32cmに達しました。
北海道の沿岸部では平均で10〜15m/sの強風となっているため局地的には吹雪で見通しが悪くなっています。視程が1km未満まで低下している所もあり、車の運転時は速度を控えめにしてください。15時の時点で北海道石狩地方、留萌地方には暴風雪警報が継続中です。

北日本で雪が続く 北陸では雷雨や霰(あられ)に注意

12月2日(金)朝の雪・雨の予想

明日2日(金)にかけて冬型の気圧配置が続き、北日本の日本海側は雪が続く見込みです。さらに積雪が増加して内陸部や山沿いでは30〜50cmに達する所がありますので、明日の朝は除雪の時間を確保するようにしてください。風は今日に比べると弱まるものの、沿岸部では時折、吹雪となって見通しが悪くなります。
また、日本海で異なる方向の風がぶつかることで形成されるJPCZ(日本海寒帯気団集束帯)の周辺の発達した雲が、北陸方面にかかる予想です。大気の状態が非常に不安定になるため、局地的な雷雨や強い霰(あられ)や突風のおそれがあります。気温の低い山間部では強い雪となるため、急激な積雪増加にも注意が必要です。

明日は東京や大阪など今季一番の冷え込みに

12月2日(金)の天気と気温

明日2日(金)も寒気に覆われるため、全国的に寒さが続きます。西日本や東日本では朝の冷え込みが今朝よりも強まる見込みです。東京都心は7℃、名古屋市は5℃、大阪市は6℃まで下がって、いずれも今季一番の冷え込みになります。
昼間も気温は低く、西日本の各地は10℃を少し上回る程度です。関東は日差しが戻る分だけ今日よりは高めで、東京都心は14℃。この時期らしい気温となります。札幌市は−1℃、旭川市は−4℃と真冬日が続く予想です。東北や北陸も寒い一日となりますので、しっかりと防寒を行ってください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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