まるでUFO襲来、富士山周辺に笠雲と巨大吊るし雲が出現

2018年12月3日(月)15時0分 ウェザーニュース


2018/12/03 15:48 ウェザーニュース

山梨県 富士河口湖町より(12-03 14:56)
南西から吹き込む湿った強風が富士山周辺を吹き抜ける中、笠雲や巨大な吊るし雲を作り出しました。

強風のいたずら 富士山越えの強風が原因

これは「吊るし雲」と呼ばれる雲で、上空の風が強く、空気が湿っている時、山を越えた風が反動で波打ち、上昇気流が発生した所に雲が現れます。

笠雲との共演も

山梨県 富士河口湖町より(12-03 14:30撮影)

今日3日(月)は日本海の前線に向かって南西から湿った暖かな風が吹き込んでいます。午前中は低い雲に覆われていて、富士山そのものが隠されていましたが、午後になって低い雲が一旦解消。笠雲と吊るし雲が姿を表しています。
こうした雲は上空の風が強い時に良く見られます。富士山に近い河口湖のウィンドプロファイラによる観測によると、上空2000mで約15m/s、3000mで約20m/sの風が吹いています。

富士山周辺 このあとは天気下り坂

明日4日(火)にかけては前線の南下に伴いさらに空気は湿り気を帯び、雨が降りやすくなりそうです。


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