経験を積むほど甘くなる! "ヘタ"が語る美味しいみかんの見分け方

2018年12月3日(月)15時0分 ウェザーニュース


2018/12/03 14:20 ウェザーニュース

日本の冬の風物詩と言えば、「こたつにみかん」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
全国のウェザーニュース会員に「こたつと言えば、何を思い浮かべる?」と質問したところ、実際に84%が「みかん」と回答しています。
こたつの上にあるみかんを食べる時、どうせなら、美味しいみかんを選びたいですよね。

美味しいみかんの見分け方はいろいろありますが、その中でも最も簡単かつ確実な方法をご紹介しましょう。みかんのある一部分を見ればいいのです。
その見る所は、ズバリ「へたの切り口」です。
同じようなみかんであれば、へたの小さい方が美味しいのだそうです!

へたの切り口が小さいと甘い

へたの大きさによって、おいしさに違いがでる理由は、みかんの木にあります。
みかんは、樹齢が15年〜40年経ったものが最も美味しいといわれており、この樹齢を見抜くポイントが、へたにあるのです。
樹齢の若い木はいわば育ち盛りです。この時期の木の多くは、枝が太く、しっかりとしています。
このために、果実に必要以上の水分が送られてしまい、水っぽいみかんになってしまいます。
一方、樹齢15年を超えてくると、枝と実を結ぶへたが細いため、枝が下側にしなることで、養分が実にたまります。
その結果、水分は必要以上に実に送られることはなくなり、適度に実がしまって、味の濃い美味しいみかんができるのです。
人間が経験を積んでベテランになっていくように、みかんの木も経験を積んで、成長していくことで、だんだん美味しい実をつけていくのですね。

年末年始、家族でゆっくりみかんを食べる機会も多くなると思います。
ヘタなみかんを選ばないよう、ぜひお試しあれ!


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