復興の「光」輝け 丸森の米、閖上で醸造 ライスワインが“初陣”

12月4日(水)13時55分 毎日新聞

ライスワイン「LUCE」のグラスを掲げる(右から)伊達政宗公、佐々木酒造店の佐々木洋専務、GM7の斉藤良太社長=仙台市青葉区で2019年12月3日、滝沢一誠撮影

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 宮城県丸森町産コシヒカリ「いざ初陣」を原料として、名取市閖上の佐々木酒造店が醸造したライスワイン「LUCE」(ルーシェ)が3日、発売された。両市町の名産品を用い、東日本大震災と10月の台風19号、二つの被災地の復興を目指す。


 LUCEはイタリア語で「光」の意味。丸森のブランド米と名取の伏流水を用い、純米大吟醸酒と同等の精米歩合50%まで磨いた。佐々木酒造店の佐々木洋専務は「米でワインテイストを再現した。酸味やフルーティーな香りがあり、今までにない日本酒の味わいになった」と、あえてライスワインと銘打つ理由を語る。


 佐々木酒造店は震災の津波で施設が全壊したが、今年10月1日に酒蔵の再建を閖上で果たした。しかし、その11日後に丸森町などが台風で被災。町内の農地は濁流にのみ込まれ、出荷前のいざ初陣も一部は浸水被害に遭った。販売に携わる同町の地域商社「GM7」の斉藤良太社長は「閖上と丸森の復興の『光』として、地方創生を背負って立つような酒にしたい」と抱負を述べた。


 仙台市内で開かれた発表会には伊達(だて)武将隊も登場し、新酒の「初陣」を盛り上げた。伊達政宗公は「実にうまい。本気で(酒造りに)取り組んだ味じゃな」と絶賛。同市太白区から訪れた荒井妙子さんは「ふわっとしたフルーティーな香りがして、ふくよかな味がする」と話した。


 LUCEは720ミリリットル入りで、税込み4980円。仙台三越や藤崎、佐々木酒造店で販売される。問い合わせはGM7(022・451・8804)。【滝沢一誠】

毎日新聞

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