道後温泉で初のインバウンド対応火災訓練 翻訳機活用し意思疎通

12月4日(水)20時22分 毎日新聞

延焼を防ぐ水幕が出現。どよめきとともに写真をとる見学者=松山市道後湯之町で2019年12月4日午前10時19分、木島諒子撮影

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 インバウンド(訪日旅行)が増加する中、火災時に外国人観光客の避難誘導や救助活動が円滑にできるよう道後温泉別館飛鳥乃湯泉(ゆ)(松山市道後湯之町)で4日、初めてのインバウンド対応防火訓練が行われた。市東消防署や飛鳥乃湯泉の職員ら約90人が参加し、多言語のフリップボードや翻訳機を使い、意思疎通を図ったり非常時の対応を確認したりした。


 訓練は、1階男性脱衣室から出火し、館内に煙が充満。職員が避難誘導をするが、脱衣室にいた外国人男性が逃げ遅れたという想定で行われた。


 非常ベルが鳴り、スモークマシンで館内に煙が立ちこめ始めると、職員は初期消火とともに「火事です」「逃げてください」という意味の英語、中国語、韓国語の文字と火事や避難を表す絵が描かれたフリップボードを手に持ち避難を誘導した。広場では、翻訳機などを使って外国語の観光客役から体調などを確認。要救助者対応には救急隊用多言語音声翻訳アプリ「救急ボイストラ」も活用された。


 訓練では、延焼を防ぐための「水幕」を作るホースも登場。飛鳥乃湯泉と隣接する「椿の湯」の間に、水のカーテンが出現すると見学者からどよめきが起きた。飛鳥乃湯泉の村上晴行館長は訓練後、「一部、外国人の方とコミュニケーションがとりにくい部分もあった。貴重な訓練だった」と話した。【木島諒子】

毎日新聞

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