《青森・八戸》被害者の優しい思いを踏みにじった、寸借パチンコ女の罪

12月4日(水)4時0分 週刊女性PRIME

殺害現場の被害者宅は規制線に囲まれて

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「救急隊が駆けつけたとき、玄関先でうつぶせに倒れていた大日向さんの足の裏が見えたんです。黒紫に変色していて、最初は孤独死かと……」

 と近所の住民は振り返る。

 青森県八戸市の無職・大日向茂子さん(81)が変わり果てた姿で発見されたのは11月2日のことだった。買い物に行く約束をしていた知人女性が、電話に出ないことを心配して自宅を訪ねると、首に礼服用の白いネクタイを巻きつけられ亡くなっていた。

 室内に残されていた財布には現金が入っておらず、玄関には花びんの破片が散らばるなど争ったような痕跡があった。多くの知人が「活発で気配りもでき、恨まれるような人ではない」と口をそろえた。

「死因は窒息死。現場の状況などから殺人事件として県警八戸署に捜査本部が設置され、80人態勢で不審者の洗い出しが始まった。情報提供を呼びかけるチラシを配るなど捜査が難航しているようにも見える中、逮捕されたのは意外な女だった」(地元の記者)

■逮捕された女の正体



 県警は同24日、被害者宅から約5・1キロ離れた市内に住む無職・久保田良子容疑者(59)を殺人の疑いで逮捕。強盗目的の疑いも視野に入れて調べを進めている。

「容疑者の認否や供述について、県警は“裁判員裁判の対象”という理由で明らかにしていない。しかし、犯行に使われたネクタイから採取したDNA型は容疑者と一致している」と前出の記者。

 大日向さんより22歳下。主な生活圏も離れており、75歳で運転免許を返納した大日向さんには遠い人物だ。



 容疑者宅アパート近くの住民によると、同世代の男性がひとり暮らしをしていた部屋に約4〜5年前から同居するようになったという。

「同居男性は明け方には仕事に出かける。久保田容疑者はほぼ毎朝8時前には自宅を出ていたので、報道で無職と知って驚いた」(同住民)

 それは容疑者宅近くの大型パチンコ店で入場整理券を配る時間帯だった。常連の男性客は「大日向さんも、久保田容疑者も店で見かけたことがある」と話す。



「大日向さんは低額で遊べる1円パチンココーナーでよく勝っていたし、やめどきの見極めがうまかった」(同客)

 一方、久保田容疑者は諦めが悪く、複数の男性客に「2000〜3000円貸して」などと寸借を迫るルーズなギャンブラーだった。

「複数の店でそうした寸借を繰り返している。大日向さんとも金銭の貸し借りや、返済をめぐるトラブルがあった可能性がある」と前出の記者。

 知人や近隣住民らによると、大日向さんは元陸上自衛隊員の夫を約10年前に亡くしてから、ひとり暮らし。独立した息子と娘が孫を連れてよく遊びに来ていたという。

 コースが短く手軽な「パークゴルフ」の腕前は相当といい、カラオケでは、川中美幸の『二輪草』で美声を披露していたという大日向さんは、料理上手で、お酒も強く、決して乱れなかった。

「バスに乗ってパチンコに行くのがひそかな趣味。でも、来年夏に結婚する孫娘をお祝いするため、最近は控えて節約していたのに」(知人)

 そんなお祝い事があるとは久保田容疑者も知らなかっただろう。

 孫娘への思いをも踏みにじった罪はきわめて重い。

週刊女性PRIME

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