「八街市児童5人死傷事件」で進む飲酒検知の強化、エンジンロック装置の導入企業も

12月5日(日)6時0分 ダイヤモンドオンライン

写真はイメージです Photo:PIXTA

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千葉県八街市で6月、飲酒運転の大型トラックに下校中の児童5人がはねられ死傷した事件は、ことし人々が最も心を痛めた交通事件と言って良いだろう。自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の罪に問われた元運転手梅沢洋被告(60)の公判は千葉地裁で続いており、飲酒運転が常習だった事実などが明らかになった。この事件を受け、警察庁は道路交通法施行規則を改正し、来年10月から「白ナンバー」事業者に対しアルコール検知器による飲酒検査を義務化する方針を決定。運転手の呼気から基準値を超えるアルコールを検出すると、エンジンがかからなくなる装置にも注目が集まっている。(事件ジャーナリスト 戸田一法)


明らかになった
飲酒運転の常習性


※おことわり※ 新聞やテレビは「事故」と表記していますが、「危険運転致死傷罪」が適用された性質上、本稿では「事件」とします。ご遺族も「事件」と訴えています。


 起訴状によると、梅沢被告は6月28日、職場に戻る途中に酒を買い、千葉市花見川区の京葉道路下り線幕張パーキング(PA)で午後3時ごろに飲酒。運転を再開し午後3時半ごろ、アルコールの影響で居眠りし、歩いていた児童の列に突っ込み、男児2人が死亡、3人が重傷を負った。


 初公判が開かれたのは10月6日。梅沢被告は罪状認否で起訴内容を認めた。検察側の証拠調べでは、勤務していた運送会社の取引先関係者が「4〜5年前から酒の臭いがした。深酒したのかと思っていた」と説明。酒臭い日が続き、昨年には、運送会社側に「酒臭いが大丈夫か」と警告していたことを明らかにした。


 第2回公判は11月15日に開かれ、被告人質問では勤務中にトラックの中で週1〜2回飲酒していたと証言。当日の飲酒量についてはアルコール度数20%の焼酎220ccをストレートで飲み切り、5分もたたずに出発したと述べた。


 12月1日に開かれた第3回公判の被告人質問では「(飲酒運転は)悪いと分かっていたが、自分は大丈夫と思っていた」と述べ、罪の意識を感じながらも飲酒運転を続けていたことが明らかになった。


 第4回公判は年明けの1月17日で論告求刑が予定されている。



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