日没後に細い月と金星が接近 国際宇宙ステーション(ISS)/きぼうも上空通過

2024年12月5日(木)11時45分 ウェザーニュース

2024/12/05 11:29 ウェザーニュース

今日12月5日(木)の日の入り後の空で、月と金星が接近します。正午月齢3.9のほっそりとした月と「宵の明星」金星の共演をお見逃しなく。
また、月と金星が見やすい時間と重なる17時台には、国際宇宙ステーション(ISS)/きぼうが日本上空を通過するため目視できそうです。

日の入り後は南西の空に注目

12月は日の入り後の南西の空で「金星」が輝き、来月に向かって徐々に高度が高くなってきます。明るさはマイナス4.2等〜マイナス4.4等級と非常に明るいため、目を引きそうです。
金星は2025年1月10日に東方最大離角を迎えます。これから段々と見える高度が上がってくるため、存在感を放ってくる宵の明星をお楽しみください。
今日5日(木)の日の入り後には、金星に細い月が接近します。地球照を伴った幻想的な細い月と、非常に明るい金星の共演は見ものです。日の入り1時間後の高度は約20度と金星にしては高めですが、南西の方角が開けたところからお楽しみください。
▼5(木)の沈む時刻(東京)
金星 19:37 月 19:55 太陽 16:28

国際宇宙ステーション(ISS)/きぼうの上空通過も見られる

JAXA(宇宙航空研究開発機構)によると、国際宇宙ステーション(ISS)/きぼうが、今日12月5日(木)17時15分頃から日本付近を通過します。
月と金星が見られる時間帯と重なるため、タイミングがあえばぜひ国際宇宙ステーションの姿も探してみてください。
※記載は見え始める時刻の目安です。この時刻から数分間で上空を通過し、肉眼でも観察可能です。

ISS観測のポイント

日没後や日の出前に国際宇宙ステーションが上空を通過すると、一番星のような明るい点が、はじめはゆっくり、天頂に近づくほど速く動いているように見えます。
条件がよければマイナス2等星ほどの明るさ(1等星の基準の約15倍)になる国際宇宙ステーションは、街中でも見つけやすく、方角と仰角が合えば公園や家のベランダで気軽に見られます。
確実に発見したい場合は、できるだけ空が開けていて、周りに高い建物が少ない場所がおすすめです。

気になる今夜の天気は

ウェザーニュース雲量予想マップ

冬型の気圧配置となるため、日本海側の各地や東北太平洋側、九州の東シナ海側などでは雲の多い空となりそうです。天体観測やISS観測は難しそうです。
関東や東海、西日本太平洋側の一部では晴れる予想で、月と金星やISSを見られるところが多くなりそうです。

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