アメリカ北東部で再び大雪 発達した低気圧が通過で冬の嵐に
2024年12月5日(木)13時0分 ウェザーニュース
2024/12/05 10:55 ウェザーニュース
発達した低気圧がアメリカとカナダの国境付近を東進しています。先日、大雪に見舞われたばかりの五大湖周辺などアメリカの北東部は、5日(木)にかけて再び大雪になる見込みです。
風も強く吹雪による視界不良も
カナダで発生した低気圧が東南東に進み、日本時間の今日5日(木)夜にかけてアメリカの北東部を通過する予想です。低気圧の上空1500m付近には−6℃以下の寒気が流れ込んでいて、周辺では雪雲が発達しています。
低気圧の通過に伴って断続的に強い雪が降り、局地的には30〜50cmの新たな雪が積もる見込みです。瞬間的には15〜20m/sの強い風も吹きますので、吹雪となるおそれもあります。また、低気圧が抜けた後は「レイクエフェクト」により五大湖周辺でさらに雪が増える所がある見通しです。
ニューヨーク州の多い所では、先月末からの一連の大雪で150cm以上の雪が降っていて、さらなる積雪の増加で影響の拡大が懸念されます。
車での移動が困難になる可能性があるため、アメリカの気象当局は冬の嵐や大雪に関する警報を発表して、警戒を呼びかけています。