滑走可能なスキー場は昨年の3分の1に留まる
2018年12月6日(木)16時10分 ウェザーニュース
2018/12/06 14:56 ウェザーニュース
12月に入り、そろそろスキーやスノーボードの予定を立てている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、今年は暖冬傾向のため雪が少なく、スキー場のオープンが各地で遅れているようです。
オープン地点は昨年の3分の1に留まる
ゲレンデの積雪状況
今年は11月になっても気温の高い状態が続き、北海道の初雪が記録的に遅くなりました。例年ならすでに雪が積もっているエリアにも雪がなく、雪不足のスキー場も目立っています。
◆6日(木)正午の積雪と平年値
旭川 1cm(22cm)
湯田 0cm(14cm)
肘折 0cm(28cm)
只見 0cm(11cm)
野沢温泉 0cm(11cm)
津南 0cm(13cm)
ウェザーニュースによる独自取材では、6日(木)現在、すでにオープンしているスキー場は全国でわずか22地点。
昨年2017年12月6日のOPEN数は66地点だったので、およそ3分の1に留まっていることになります。
当初、岩手県の安比高原では12月1日、新潟県奥只見丸山スキー場は11月下旬、長野県の野沢温泉では11月23日にOPENの予定でした。しかし、雪不足が原因でいずれのスキー場もオープン日が未定の状況のようです。
週末以降のゲレンデの雪は?
10日(月)9時までの積雪予想
明日7日(金)は低気圧が発達しながら北日本を通過。その後は真冬並みの寒気が南下し、冬型の気圧配置が強まります。北海道や東北北部は7日(金)から、東北南部の日本海側や北陸は8日(土)以降、雪が降り、大雪の所がありそうです。
明日7日(金)以降の大雪で、こうしたエリアでもまとまった雪が降りそうです。10日(月)朝にかけて北海道の広い範囲や東北日本海側、北陸の山沿いでは30〜50cmの雪が新たに積もる見込みです。東北や北陸などのスキー場周辺でも30cm前後の雪が期待されます。
ただ、こうした寒気の流れ込みは長くは続かず、最新の1か月予報によると12月下旬以降は再び寒気が南下しにくくなる可能性があります。年末年始のスキー場の雪はまだまだ心配です。