二十四節気「大雪」、七十二候「閉塞成冬」 気象情報会社ならではの冬の豆知識

2020年12月7日(月)5時0分 ウェザーニュース

2020/12/07 04:56 ウェザーニュース

今日12月7日からは、二十四節気「大雪(たいせつ)」、そして七十二候「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」です。
雪が気になる季節になってきましたが、「雨」と「雪」はどうやって予想するか、見ていきましょう。

0℃未満というのは同じだけど…

本格的な冬になると、天気予報で「冬日」や「真冬日」という言葉をよく耳にすると思います。
ものすごく寒い日、ということはなんとなく伝わりますが、2つの明確な定義ってご存知ですか?
【冬日】:最低気温が0℃未満
【真冬日】:最高気温が0℃未満
0℃未満と基準こそ同じですが、それが最低気温なのか最高気温なのかで区別をしているようです。
最高気温が0℃未満…。外に出るのが嫌になる寒さですね。

年間真冬日日数ベスト5!

集計期間:2019年8月1日〜2020年7月31日(気象庁データより)

では、1年を通して真冬日が多い場所は一体どこなんでしょうか。
ベスト5の場所を確認してみると、実はすべて内陸部。
海に近い地域というのは、海水温の影響もあり、比較的冷え込みにくい気候となっています。
そのため、真冬日は内陸部に多く、沿岸部に少ない傾向にあるのです。

上空の寒気が目安

冬日や真冬日が増えれば、雪の降る日も当然増えてくるわけですが、平地でも雪を降らせる目安となる上空の温度があります。
上空1500m付近の気温が−6℃以下(高い山は0℃以下)になると、雨ではなく雪が降る目安と言われます。また関東の平野部の場合は、上空約1500mの温度が−3℃以下でも雪となることもあります。
ちなみに、地上での雪と雨の境目はおおよそ0℃から5℃の間にあり、湿度によって変動します。上空の気温が先述の程度になると、地上でも気温は3℃程度となるので、雪となる可能性が高まると言えるわけです。
これからの季節は、ぜひ「上空の寒気」という言葉にも注目して、天気予報をチェックしてみてください。

参考資料など

【参考・参照元】
https://weather.time-j.net/Winter/Ranking/

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