名古屋などで「幻日」現る 太陽と並んで輝く虹色の光
2020年12月7日(月)16時10分 ウェザーニュース
2020/12/07 16:13 ウェザーニュース
穏やかに晴れた今日7日(月)の夕方になって、名古屋など中部エリアで「幻日」が現れました。
「幻日」は、太陽の同じ高度で、中心から左右22度前後の所に出現します。条件によって白っぽく見えたり、虹色に見えたりします。太陽高度が低い時に現れやすく、朝日や夕日の両脇に良く見られます。
愛知県犬山市で撮影された写真では、太陽とほぼ同じ高度の左側に、虹色の光が伸びている様子が捉えられています。
気圧の谷の接近で高い雲が広がる
西からは上空の気圧の谷が近づいていて、愛知や岐阜などの中部エリアでは氷の粒で構成された、薄い雲が広がってきました。この雲が幻日を創り出したと考えられます。
今夜にかけてはさらに雲が増えるものの、雨を降らせるまでに雲が発達することはないと見ています。明日8日(火)の朝には再び晴れてくる見込みです。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)