酒、女、博打でどん底を味わった囲碁・依田九段の壮絶人生

12月8日(金)6時0分 ダイヤモンドオンライン

囲碁はズバ抜けた判断力と思考力が求められる(写真はイメージです)

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学生時代の著者は劣等生だったのに

なぜ一流棋士になれたのか


 名人4期、碁聖6期、タイトル獲得数35。「最後の無頼派」と呼ばれた囲碁棋士である依田紀基氏の自伝『どん底名人』だ。ギャンブルで借金を背負い、家族が離散した「どん底」時代のエピソードまで赤裸々に明かしながら、プロとして勝ち続けるために必要な考え方について語る。勝負師の言葉は全ての職業人に通じる普遍性と重みがあるだろう。



 学生時代の著者は絵に描いたような劣等生だった。通知表はオール1。本人いわく、現在も「小学4年で習う漢字は書けない漢字の方が多いと思う。小学4年の算数は多分怪しい」とか。インターネット上では「依田伝説」として、「買い物でおつりの計算ができない」「自分の家の電気のつけ方がわからない。友人を呼んでつけてもらったことがある」などのエピソードもある。


 囲碁や将棋を職業にする者たちはずば抜けた判断力と思考力が求められる。総じて成績優秀な優等生も少なくない。対照的な著者が、棋士に、それも、一流棋士になぜなれたのか。囲碁を始めたときから向き合う姿勢は変わっていないという。



“どうしてなのか? どういう原理なのか? と疑問を持って、理解を深め、咀嚼し、さらにそこに工夫を加える努力をし、感動したものだけを取り入れることが重要だと私は思う”



 疑問を持つことと感動することが不可欠だと指摘し、特に感動することが重要だと説く。感動した後、それをどのようにすれば血肉にできるのか。



“自分もこういう手が打てるようになりたいと念じながら、その同じ手を繰り返し並べて勉強するのである。そうすれば必ずその打ち手に近づいていくものだと思っている”






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