<夫婦強殺>50歳男の死刑確定へ 最高裁が上告棄却

12月8日(金)18時28分 毎日新聞

鈴木勝明被告=馬場理沙撮影

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 2004年に大阪府和泉市で元社長夫妻を殺害したとして強盗殺人罪に問われた元建築作業員、鈴木勝明被告(50)の上告審判決で、最高裁第3小法廷は8日、被告の上告を棄却した。1、2審の死刑判決が確定する。戸倉三郎裁判長は「200万円を超える金品を奪い、落ち度のない2人の生命を奪った結果は重大。死刑はやむを得ない」と述べた。


 判決などによると、鈴木被告は04年12月、元社長の浅井建治さん(当時74歳)方で浅井さんと妻きよさん(同73歳)の頭を鈍器で殴って殺害し、高級腕時計や車などを奪った。2人の遺体はドラム缶に砂とともに詰められ、09年に過去に被告が借りていた阪南市のガレージで発見された。


 夫婦殺害については目撃証言などの直接証拠がなく、弁護側は「夫婦を殺害した第三者に遺体処理を強要された」などと無罪を主張していた。しかし、最高裁は被害者が殺害された直後に被告が被害者の腕時計を換金したことや、自らガレージを借りてドラム缶に2人の遺体を入れたことを認めている点を考慮し、「強盗殺人の事実は、合理的な疑いを差し挟む余地がない程度に証明されている」として1、2審の有罪判断を支持した。裁判官5人全員一致の意見。【伊藤直孝】

毎日新聞

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