<富岡八幡刺殺>宮司「弟から脅迫」 氏子らに衝撃

12月8日(金)12時58分 毎日新聞

横綱鶴竜(中央)のしこ名を碑に刻む刻名式を終え故北の湖前理事長(左)らと記念撮影する富岡長子さん=東京都江東区の富岡八幡宮で2014年10月7日、日報連会員・田村喜六さん撮影

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 「弟から脅迫みたいな電話がかかってきて困っている」−−。7日夜に東京・富岡八幡宮で起きた殺傷事件。宮司の富岡長子さん(58)は周囲に、元宮司で弟の茂永容疑者(56)との不和を打ち明けていた。「深川の八幡様」として親しまれていた神社で何が起きたのか。氏子や近所の住人たちは大きな衝撃を受けている。


 「自分は素行が悪いと言われているが、姉はどうなんだ」。氏子の50代の男性に、そんな電話がかかってきたのは今年7月ごろ。茂永容疑者は泣きながら、富岡さんの悪口をまくし立てたという。男性は「言葉遣いも荒く、情緒が不安定な様子だった」と振り返る。


 富岡八幡宮では2001年5月まで茂永容疑者が宮司を務めていたが、金銭トラブルなどで退任。再び宮司職に就いた先代の父親が亡くなってからは、富岡さんが神社の仕事を取り仕切っていた。


 氏子の男性(70)によると、茂永容疑者は宮司を辞めさせられたことに不満を持っていたという。富岡さんの元には茂永容疑者から嫌がらせの手紙や電話がたびたびあった。富岡さんを批判する怪文書が出回ることもあったという。


 男性は「富岡さんは弟に手を焼きながらも、仕送りを続けていた。まさかこんなことになるとは」と話した。


 富岡さんは境内にスロープを設置したり、トイレを改修したりするなど、20年東京五輪・パラリンピックに向けて富岡八幡宮の改修に力を入れていたという。氏子の一人は「よくやってくれていたのに、行事の多い年末年始を控えてどうすればいいのか」と肩を落としていた。【山本佳孝、五十嵐朋子】

毎日新聞

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