【天皇陛下譲位】宮内庁が12月1日の皇室会議の議事概要を公表

12月8日(金)10時23分 産経新聞

 宮内庁は8日午前、天皇陛下の譲位日を決めるために今月1日に同庁内で開かれた皇室会議の議事概要を同庁ホームページで公開した。会議は議長の安倍晋三首相が招集し、常陸宮さまと常陸宮妃華子さま、衆参両院正副議長、宮内庁長官ら10人が出席。議事概要は議事録と異なり、発言者や詳細な意見内容などは公表していない。

 議事概要の主な内容は次の通り。

     ◇

 1 議案について、菅義偉内閣官房長官から、天皇の退位等に関する皇室典範特例法附則第1条第2項の規定に基づき、内閣総理大臣から、皇室会議としての意見が求められたことから、皇室典範特例法の施行日について、皇室会議としての意見を御決定いただきたい旨の説明があった。

 2 議員各位から、皇室典範特例法の施行日について、天皇陛下には1月7日の御在位満30年の節目をお迎えいただきたいこと、国民生活への影響等を考慮すること、静かな環境の中で国民が天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位をこぞって寿(ことほ)ぐにふさわしい日とすることなどの意見の表明が行われた。

 3 各議員からの意見を踏まえ、次のような考え方により、議長から意見案が示された。 

 ・天皇陛下の御退位、それに伴う皇太子殿下の御即位がつつがなく行われることが必要であり、関連する儀式の準備、具体的な組織の編成、予算の確保、人材の確保・養成を万全に行うためには、最低でも1年の期間が必要であること

 ・皇位の継承に伴う国民生活への影響を十分に考慮しつつ、国民がこぞって天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位を寿ぐにふさわしい日を選択することが必要であること

 ・天皇陛下には、1月7日の御在位満30年の節目をお迎えいただきたいこと

 ・4月は、年度の開始する月であり、気候も穏やかさを増す季節であるが、その前半は、全国的に人の移動が激しく、入学式等の各種の行事も盛んに行われ、加えて、平成31年は、4年に一度の統一地方選挙が実施される見込みであることから、そのような慌ただしい時期は避けることが望ましいこと

 ・4月29日は昭和の日であり、昭和の日に引き続き、御退位、御即位を実現することによって、国民がこれまでの我が国の営みを振り返り、改めて日本国の弥栄を思い、決意を新たにすることができること

 4 皇室会議としての意見(「皇室会議としては、施行日は平成31年4月30日とすべきであると考える」)が議長の意見案のとおり決定され、議決書に各議員の署名が行われた。

 5 議事の公表については、今回の議案が、天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位の日に関わる、国民がこぞってお祝いすべき日に関するものであり、誰がどのような意見を述べたかということを明らかにすることは、必ずしも好ましいことではないので、個々の意見や発言者名は記載せず、結論とその考え方を記載した形の議事の概要を作成し、公表することが合意された。

 6 皇室会議の意見について、内閣に送付するとともに、官報に掲載することとされた。

産経新聞

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