イシグロ氏講演、分断乗り越える文学の力訴える

12月8日(金)11時40分 読売新聞

 【ストックホルム=待田晋哉、角谷志保美】ノーベル文学賞を受賞する日本生まれの英国籍の作家、カズオ・イシグロさん(63)が7日午後5時30分(日本時間8日午前1時30分)から、スウェーデン・アカデミーで約500人を前に記念講演を行った。

 「私の20世紀の夕べ——そして、そのほかの小さなブレイクスルー(突破口)について」と題した講演でイシグロさんは、日本にルーツを持つ人生を振り返り、「私にとって重要なのは感情を伝えること。国境や分断を越え、人間として共通するものに訴えることだ」と語った。

 その上で格差や差別が広がる世界を憂え、「分断の危機が高まっている時、私たちは耳を傾ける必要がある。良い作品と、それが正しく読まれることは障壁を打ち崩す」と、分断を乗り越える文学の力を訴えた。

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