10日(日) 西日本で黄砂が飛ぶ可能性 洗濯物や車など汚れの付着に注意

2023年12月10日(日)5時49分 tenki.jp

今日10日は、中国地方や近畿で黄砂が飛ぶ可能性があります。洗濯物や車が汚れることもあるため、ご注意を。

中国地方や近畿 黄砂に注意

今日10日は、太平洋側を中心に広い範囲で晴れる見込みです。ただ、中国地方や近畿など、西日本には黄砂が飛んでくる可能性があります。
近畿では、視程が10キロメートル未満となり、所によっては視程が5キロメートル未満となるおそれがあります。視程が5キロメートル未満となった場合は、交通への影響が出るおそれがあり、注意が必要です。
12月に黄砂が飛んでくるのは珍しいのですが、今年はすでに7日と8日に那覇で黄砂が観測されました。もし今日、広島や大阪で黄砂が観測されれば、12月としては13年ぶりのことになります。

黄砂はどこから? 影響は?

黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。
黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは春(3〜5月)で、時には空が黄褐色に煙ることもあります。また、黄砂は秋に飛んでくることもあります。日本で黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあるのです。
黄砂の影響は、量が少ないと遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて車や洗濯物などが汚れてしまったり、小型航空機の運航に影響がでたりすることもあります。黄砂が予想される場合は、注意が必要です。

黄砂の健康への影響を予防するには

黄砂の健康への影響を予防するには以下の3つのポイントがあります。
①日頃から最新の情報をチェックし、黄砂の飛来予測を把握しましょう。
②黄砂が飛来している時は、不要不急の外出を控えることで黄砂を吸い込んでしまう量を減らすことが期待できます。特に、高濃度の黄砂が飛来しているときには、屋外での長時間の激しい運動は避けるとよいでしょう。 呼吸器や循環器に疾患のある方、小児、高齢者の方などは、体調に応じて、より慎重に行動することが大切です。洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。
③黄砂が飛来している時は、マスク(不織布マスク等)を着用することで、ある程度の予防効果が期待できます。マスクを着用する場合には顔の大きさに合ったものを選び、空気が漏れないようにしましょう。

tenki.jp

「西日本」をもっと詳しく

タグ

「西日本」のニュース

「西日本」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ