2週間天気 季節外れの高温が一転、日曜から真冬の寒さに 来週は太平洋側も雪に注意
2023年12月12日(火)11時16分 tenki.jp
この先は天気の移り変わりが早く、気温の変動も大きくなります。15日(金)から16日(土)は10月並みの高温となる所がありますが、17日(日)からは一転して西から真冬の寒さに。来週は普段、雪の少ない関東など太平洋側でも雪が降る可能性があり、雪対策、寒さ対策が必要になりそうです。
13日(水)〜19日(火) 今週後半は荒れた天気 寒暖差が大
この期間は天気の移り変わりが早く、寒暖差が大きいのがポイントです。
明日13日(水)は一時的に冬型の気圧配置となり、北海道から東北の日本海側は雪でふぶく所も。北陸から山陰もすっきりしない天気ですが、雨は次第にやむ見込みです。太平洋側の各地と九州はおおむね晴れるでしょう。ただ、季節風が冷たく感じられそうです。
14日(木)は冬型が緩んで雪はやみますが、15日(金)には前線を伴った低気圧が日本海に進んできます。このため16日(土)にかけて広く雨が降り、日本海側は大雨となる所も。暖かい空気が流れ込むため、九州から関東では12月中旬としては気温がかなり高くなるでしょう。20℃を超える所もあり、10月並みになりそうです。
17日(日)からは一転して急に寒くなります。冬型の気圧配置が強まり、この時期としては強い寒気が流れ込むでしょう。日本海側は広く雪が降り、風も強まって荒れた天気となるおそれがあります。西日本でも雪が降り、山沿いを中心に積雪となる所がありそうです。最高気温は九州も含めて10℃に届かない所が多く、冷たい季節風が身に染みる寒さとなるでしょう。
19日(火)は南岸低気圧の影響で西から雨雲や雪雲がかかりそうです。
20日(水)〜25日(月) 日本海側は雪が続く 太平洋側も雪の可能性
この期間は強い寒気が次々と流れ込んで、雪や寒さが長く続くのがポイントです。
日本海側では断続的に雪が降り、積雪が増えるでしょう。20日(水)頃は普段、雪の少ない関東など太平洋側でも雪になる可能性があります。平地でも急な雪に備えて、冬用タイヤに変えたり、雪道運転グッズを用意したりと、対策をとっておくとよいでしょう。
また、冬らしい、厳しい寒さの日が多くなりそうです。これまでは出番の少なかった、暖かいインナー、手袋やカイロなども使用頻度が高くなるでしょう。
なお、まだ少し先の予想ですので、雪の降る日や範囲、強さについてはこのあとも最新の情報を確認してください。
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。