1時間40個 ふたご座流星群 今年好条件
2018年12月13日(木)16時36分 tenki.jp
今年のふたご座流星群は極大が夜で月の条件も良し。今夜(13日)と14日夜が特に多くの流れ星を見ることができそうです。
三大流星群のひとつ
「ふたご座流星群」は「三大流星群」のひとつで、毎年、安定してたくさんの流れ星を見ることができます。国立天文台によると、今年の「ふたご座流星群」は、あす14日(金)21時頃に極大を迎え、夜半頃に月が沈むため、とても良い条件で観察できるそうです。空の暗い場所で観察すれば、最も多いときで1時間に40個程度の流れ星を見られる可能性があるとのこと。特に多くの流れ星を見ることができるのは、きょう13日(木)夜と、あす14日(金)夜で、なるべく22時頃から翌未明までに観察するのがよいそうです。
今夜の天気
きょう13日(木)の夜は、低気圧が東北〜北陸付近に近づきます。北海道は、日中は晴れた所が多くなりましたが、夜になると各地とも雲が増えて、日本海側を中心とした所々で雪が降るでしょう。東北は日本海側で雪やふぶきとなり、太平洋側も雪の降る所があります。観測にはあいにくの空模様です。北陸から山陰、九州北部もにわか雨やにわか雪の所があるでしょう。関東から西の太平洋側と九州南部は晴れる所が多く、観察によさそうです。ただ、市街地でも気温が5度を下回る所があるなど師走らしい冷え込みですので、暖かい飲み物やブランケット、カイロなどを用意し、体を冷やさないよう、お気をつけください。
あすの天気
あす14日(金)は、次第に冬型の気圧配置が強まります。このため北海道の日本海側から山陰は雪や雨で、観察にはあいにくの天気が続くでしょう。一方、太平洋側の各地と九州は晴れる所が多い見込みです。翌日がお休みという方は、寝転がるなどして、少し長めに観察してみるとよいでしょう。ただ、冷たい季節風が強めに吹きそうです。ダウンコートや寝袋など、風をしのげるアイテムがあるとよいでしょう。
年始にかけても天体ショー目白押し
なお、23日(日)明け方には「こぐま座流星群」の活動が極大になり、年が明けて1月2日(水)は細い月と金星が大接近、そして4日(金)には「三大流星群」のひとつ「しぶんぎ座流星群」が極大を迎えます。さらに6日(日)は3年ぶりの部分日食と、年始にかけても注目度の高い天体ショーが続きます。tenki.jpで日直予報士の記事や天気、気温などをチェックして、タイミングを逃さないようにしてくださいね。