大雪時はチェーン装着義務化、 タイヤチェーンの選び方

12月14日(土)6時1分 ウェザーニュース


2019/12/14 05:39 ウェザーニュース

大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が発令されたとき、特定区間ではスタッドレスタイヤを着けている車であってもチェーン装着が義務化されました。チェーン規制は過去に車の立ち往生が起きた場所や急な坂道などが対象区間になりますが、規制区間以外でも想定外の降雪に対応できるようチェーンを持っていれば安心です。

オートバックスセブンIR・広報部の鈴木政和さんは、チェーンは主に3種類あると言います。どのように選んだらよいのか、それぞれの特長を伺いました。

(1)金属タイプ・はしご型

昔からある金属製の鎖(くさり)タイプで、形状は、はしご(ラダー)型。

【長所】
○走破性が高い
○価格が安く、丈夫なので長く使用できる
○コンパクトに収納できる

【短所】
×直進性はあるが横方向に弱い
×鎖が路面に当たるときの騒音が大きい
×振動があり、乗り心地はよくない

「凍った路面や深雪ではスタッドレスタイヤでも進めないことがあります。このタイプの金属チェーンなら走破性が高く、坂道での登坂能力も優れています。弱点は横滑りしゃすいこと。また、基本的には装着に手間がかかります」(鈴木さん)

(2)金属(リングチェーン)タイプ・亀甲型

金属チェーンは、昔からある太いチェーンのものと鎖の目が小さいチェーンの2パターンがあり、後者は金属でも「リングチェーン」と呼ばれる。亀甲型が主流。

【長所】
○前後方向・横方向にも強いグリップ力
○ジャッキアップせずに簡単に装着できる
○はしご型よりも乗り心地は優れている

【短所】
×乾燥路を走り続けるとチェーンが切れる可能性がある

「慣れれば約1分で装着可能で、横滑りに強いのが特長です。最近はリングチェーンタイプではしご型も出ていますが、亀甲型もはしご型もどちらも鎖の目が小さいので、乾燥路を走り続けると切れやすい場合があり、積雪のないところでは取り外す必要があります」(鈴木さん)

(3)非金属タイプ

トレッド(接地)面が主にゴムやウレタン樹脂でできていて、スパイクピンが装填され、効きに対する信頼性も高い。

【長所】
○金属チェーンに比べ、軽量で錆びない
○付け外しが簡単
○振動が少なく静かで乗り心地がよい

【短所】
×収納時にかさばる
×金属製よりも経年劣化しやすい
×価格が高い

「装着ミスが少なく、3種類の中で最も乗り心地がよいと言えます。しかし、初めて装着するときはチェーンが硬いため、いきなり雪道で装着しようとすると、寒さや焦りでなかなか装着できないことがあります。あらかじめ天気が良い日に試し装着をおすすめします」(鈴木さん)

布製カバータイプは緊急用として

このほか、タイヤ全体を覆って使用する布製カバータイプがあります。

鈴木さんは「簡単手軽に取り付けができ、タイヤとホイールハウスのクリアランスの狭い車にも装着できて便利ですが、耐久性やグリップ性能は劣ります。急な降雪に遭遇したとき、家まで無事に帰るためにトランクに常備しておくのに向いています。あくまで緊急時用として考えるべきでしょう」と解説します。

雪道での使用頻度や想定される状況などを考慮に入れ、自分の用途にマッチしたタイヤチェーンを選びましょう。

参考資料など

取材・画像提供/オートバックスセブンIR・広報部


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