「批判されれば何でも自粛」 さっぽろ雪まつりの『魚氷』、氷漬けスケートリンク炎上を受け中止し物議
2016年12月16日（金）16時25分 BIGLOBEニュース編集部
画像はすすきの観光協会サイト スクリーンショット
2017年2月開催のさっぽろ雪まつり「すすきのアイスワールド」では、毎年恒例の魚を観賞する氷像『魚氷（さかなごおり）』の展示を行わない方針であることが16日、報じられた。「スペースワールド」が企画した魚を氷漬けにするスケートリンクに批判が殺到したことを受けての対応とみられているが、ネットには賛否の意見が寄せられ物議を醸している。
北海道新聞によると、「スペースワールド」のスケートリンクが批判を浴びた後、「すすきのアイスワールド」の実行委員会は対応を協議。「来場者が不快な思いをしないように」との判断で中止の方針を固めたとしている。『魚氷』には展示をとりやめるよう要望する声は寄せられていなかったという。
「スペースワールド」の氷漬けスケートリンクのほか、日清食品や資生堂が批判を受けCMを中止するなど、ネット炎上によって謝罪や中止を迫られるケースが増加。今回の『魚氷』の中止については、過剰反応、事なかれ主義だという意見のほか、相次ぐ自粛への疑問の声が多く上がっている。
「スケートは氷漬けにした魚の上を滑ったりするのに違和感とか不快な気持ちになるかもしれないけど、これは全然違う」
「これがダメなら、クレームが入れば、昆虫館とか剥製とかもみんなダメって、なってしまいそう」
「魚の名前とかもここで覚えたりしてたのにね。なんでも炎上気にして辞めちゃうの？」
「不快に思う人が少しでもいれば『中止』って極端すぎるし、そこまで何でもかんでもクレーム対応をしなくても良いように思う」
「日本古来の事なかれ主義と同調圧力で、むしろ前時代的」
「批判されればなんでも自粛の世の中になってきた」
一方、「今の時代、ＳＮＳのお陰で良くも悪くも過剰反応しちゃうよね」、「スケートリンクの方に文句を言ってこれは芸術性が高いからありでしょはただの感情論でしょ」と中止に理解を示す声も寄せられている。
