九州　17日～18日寒波襲来　大雪のおそれ　雪道への備えを

週末、九州は一段と強い寒気が流れ込み、山沿いを中心に大雪となり、平野部でも積雪する所があるでしょう。今シーズン初めての本格的な雪となりますので、車の運転は雪道への備えをしておきましょう。

週末　冷たい雨から雪へ　山沿いを中心に大雪のおそれ

あす17日、九州付近は気圧の谷や南の海上を通過する低気圧の影響を受け、その後、冬型の気圧配置に変わる見込みです。そして、18日(日)は九州北部の上空1500m付近には氷点下9度以下の今季最も強い寒気が流れ込んでくるでしょう。
あす17日、九州は冷たい雨が降ったり止んだりの天気で、熊本県や大分県の標高の高い山は昼前にかけて雪が降り大雪になるおそれがあります。また、夜にかけて寒気の流れ込みが強まり、夜は九州北部の平野部でも雪が降り出す見込みです。18日(日)にかけて断続的に雪が降り、山沿いを中心に平野部でも雪が積もり大雪となるおそれがあります。
18日(日)昼までの24時間に予想される降雪量(多い所)は
九州北部の山沿いで5〜10センチ
九州南部の山沿いで1〜5センチ
九州北部の平野部で1〜5センチの見込みです。
積雪や路面凍結による交通障害、雪による視程障害、農作物や農業施設の管理になどにご注意ください。海上は強風・高波に注意が必要です。
また、季節風が強く吹き、厳しい寒さになりますので体調管理にも十分お気を付けください。

雪道の運転は

雪道での運転は気をつけていただきたいポイントが5つあります。
(1)冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。
(2)ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。
(3)時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。
(4)時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。
(5)こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。
5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。