北陸などで大雪 群馬から滋賀の一部に大雪警報発表中
2020年12月16日(水)16時0分 ウェザーニュース
2020/12/16 16:40 ウェザーニュース
強い寒気の影響で、北陸など日本海側の地域では今季初めての大雪となっています。
昨日15日(火)から今日にかけて、群馬県みなかみ町や新潟県湯沢町のアメダスでは100cm以上の降雪があったほか、今日16日(水)15時までの12時間には、岐阜県飛騨市のアメダス河合で43cm、富山県富山市のアメダス猪谷で42cmの降雪を観測しています。
大雪警報が発表されているところもあり、明日にかけてさらなる積雪の増加に警戒が必要です。
積雪深は150cm超 車の運転等は十分注意
積雪深の解析
15時の積雪の深さは、群馬県みなかみ町の藤原で158cm、新潟県津南町の津南で145cm、岩手県西和賀町の湯田で131cm等となっています。
山間部の集落や峠道ではこれ以上の深さの積雪となっていることも考えられます。また、風の影響で吹きだまりが生じている場所でも、雪が厚く積もるおそれがあります。
運転をする場合は見通しの悪化や路面状況の悪化に警戒し、スリップ事故や坂道等での立ち往生に遭わないよう装備と心構えを万全にしてください。除雪車両等にも注意してください。
大雪のピークは明日まで
大雪警報・注意報の発表状況
明日17日(木)も北日本や北陸では断続的に雪が降り、平地で最大50cm程度、山沿いでは100cm程度の降雪のおそれがあります。15時30分現在、群馬県、新潟県、長野県、岐阜県、福井県、滋賀県の一部の地域に大雪警報が発表されています。
強い寒気の流れ込みのピークは明日までで、その後は冬型の気圧配置が緩んで大雪は収まる予想です。ただ、今週末も再び寒気が流れ込むため、雪の降ることが予想されます。雪が弱まって安全が確保出来たら、除雪、排雪等をして次の雪に備えるようにしてください。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)