今季最強寒波 北陸で100センチの降雪予想 西日本も警報級の大雪か

2022年12月17日(土)18時20分 tenki.jp

あす18日〜あさって19日にかけては、今季最強の寒波が襲来。日本海側では広く大雪となり、北陸では多い所で、24時間に100センチの降雪が予想されます。西日本でも警報級の大雪となる恐れがあります。各地で交通機関の乱れなどに警戒が必要です。

北陸で24時間に100センチの降雪予想

あす18日〜あさって19日は、冬型の気圧配置が強まり、上空には今季最も強い寒気が流れ込む見込みです。平地で雪を降らせる目安の上空約1500mのマイナス6℃以下は北海道〜鹿児島まで広く覆い、大雪の目安となるマイナス12℃以下も西日本にかかってくる予想です。
今回の寒波で最も大雪となるのは北陸で、予想降雪量は、あす18時までの24時間に多い所で70センチ、更にあさって18時までの24時間に多い所で70〜100センチとなっています。雪に慣れている地域でも除雪が追い付かないほどの大雪が、丸2日間ほど続く恐れがあります。
また、西日本でも平地で積雪となり、山沿いを中心に予想以上に雪雲が発達した場合は警報級の大雪となる可能性があります。

道路交通に大きな影響も 車の立ち往生など十分注意

「道路影響予測」によると、あす18日〜あさって19日は、日本海側を中心に広い範囲で、大雪による道路影響のリスクがかなり高まる見込みです。
特に積雪が急増する北陸や東北、北海道は車の立ち往生する恐れがあります。万が一に備えて車内で長時間過ごせる準備をしておきましょう。また、風も強まるため、猛吹雪により見通しが著しく悪くなる所もあるでしょう。車の事故のリスクが高まります。
西日本でも影響リスクが高くなっています。近畿北部や中国地方、九州などは今季初めて平地で積雪となる所があるでしょう。冬タイヤを装着していても、シーズン初めの雪道は事故が発生しやすくなります。急ハンドル、急ブレーキ、急加速など「急」な運転を避けて、慎重な運転を心がけてください。
高速道路などは気象条件によって制限速度が変わることがあります。交通情報をしっかりご確認ください。

雪道運転 万が一に備えて

雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの。
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。

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