なんでも拒否する立憲民主党・枝野幸男 「排除の論理」に未来はあるか

12月19日(水)7時0分 文春オンライン


立憲民主はオレの党 ©文藝春秋


 12月10日に閉会した臨時国会の最終盤、枝野幸男代表(54)率いる立憲民主党の衆院会派に、岡田克也元外相が代表の会派「無所属の会」が合流するとの報道が相次いだ。


 無所属の会は13人。岡田氏のほか、野田佳彦前首相、玄葉光一郎元外相や安住淳元財務相ら元民進党のベテラン議員が中心だ。


 ある重鎮は合流報道が出た直後、こう漏らしていた。


「野田、玄葉の両氏は立憲に入れないかもしれない。枝野氏の排除の論理があるから」


 事実、枝野氏は合流報道を即座に「あり得ない」と否定。来秋の消費増税への反対や原発ゼロ基本法案への賛同などを「踏み絵」にして個別に判断する方針だ。首相在任当時、消費増税を推し進めた財政再建論者の野田氏は、持論を曲げなければ合流できない。玄葉氏はかつて立憲幹部を「批判ばかりじゃ政権取れねえ。万年野党だった社会党と同じ」と嘲笑したことがあり、「上から目線が嫌がられている」(野党担当記者)。



傲慢な言いぶりに小沢氏の秘書も怒り


「数合わせに走った民主党の失敗は繰り返さない」と語る枝野氏だが、政治部デスクによれば「実力あるベテランに自分の党を乗っ取られるのが嫌なだけ」。実は臨時国会前には小沢一郎自由党代表が枝野氏と会談、党の合流を打診したことがあった。だが、枝野氏は言下に拒否。その傲慢な言いぶりに、小沢氏に同行した秘書は怒りのあまり、席を立ったほどだ。


 野党の応援団である連合も“枝野対策”に頭を抱える。11月30日、連合の神津里季生会長と国民民主党の玉木雄一郎代表と枝野氏が来夏の参院選に向けた政策協定を結び、3者で握手する一幕があった。が、当初は「枝野氏が握手を拒否する」との見方があり、連合側は握手を演出するために予行演習を徹底。様子を見ていた連合関係者は「枝野氏一人に振り回されている」と嘆息する。


 徹夜国会となった12月7〜8日、国民民主が内閣不信任案の共同提出を立憲側に迫ったが、枝野氏はこれも拒否。7月の通常国会では不信任案提出にあたり自ら3時間近い大演説を敢行、後にその内容が単行本となった枝野氏は「紅白歌合戦も年2回では盛り上がらない。一回で十分」としたり顔だったが、演説原稿を準備していた長妻昭政調会長の顔色は冴えなかった。「枝野の、枝野による、枝野のための党」(立憲スタッフ)のままでは、参院選に向けた野党共闘も前途多難だ。



(「週刊文春」編集部/週刊文春 2018年12月20日号)

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