白鵬・朝青龍がモンゴルのTV番組で「日本帰化に理解を」

12月20日(水)16時0分 文春オンライン

「今まで帰化せずに土俵に立ってきた。(親方として)教えるために、なぜ帰化しないといけないのか?」


 日馬富士による貴ノ岩に対する暴行事件が発覚する約2週間前の10月31日。モンゴルで放送されたテレビ番組で、元横綱・朝青龍(37)を相手にこう語ったのは、渦中の横綱・白鵬(32)だ。



引退した日馬富士 ©文藝春秋


 この番組「モンゴル民族の100人の偉人」は、モンゴルで注目を集める人物にスポットをあてる国民的人気ドキュメンタリーで、白鵬をとりあげたこの回の放送時間は、3時間半に及んだ。白鵬の発言の背景には、引退後、一代年寄となって白鵬部屋を立ち上げるには、日本国籍を取得しなければならないという相撲協会の規定に対する批判が込められている。


 番組制作に携わったプロデューサーのバトゾリク氏が舞台裏を明かす。


「対談は5月頃、収録されたもので、帰化の話題は、ドルジさん(朝青龍)がいきなり切り出したのです。台本にはなかったので驚きました」


 もし白鵬が帰化すれば、モンゴル国民が反発することは必至という状況を慮ってか、朝青龍は、こう切り出したのだ。


「帰化はモンゴル人にとって本当にがっかりする決断です。(中略)でも、帰化すれば白鵬伝説は続くし、白鵬部屋も作れるのです」



「モンゴル民族の100人の偉人」に出演した2人(YouTubeより)


 朝青龍の援護を受けた白鵬自身も、こう続けた。


「(日本の相撲には)入口はあるけど、出口がない」


 日本の相撲界における一大勢力となったモンゴル力士たちの“本音”はどこにあるのか。12月21日(木)発売の「週刊文春」では、モンゴル現地ルポの他にも沈黙を貫く貴乃花の真意や、日馬富士の起訴をめぐるヤメ検弁護士の暗闘など、貴ノ岩暴行事件の核心を総力取材している。



(「週刊文春」編集部)

文春オンライン

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