年末寒波襲来 25日~27日は大雪警戒 鹿児島も雪予想 雪に慣れない地域の注意点

2021年12月21日(火)17時57分 tenki.jp

25日クリスマスの夜〜27日頃にかけて寒波襲来。日本海側を中心に大雪や暴風に警戒。太平洋側にも雪雲が流れ込み、鹿児島も雪予想です。普段、雪に慣れていない地域の注意点をまとめました。

クリスマスの夜から寒波襲来

この先は、12月24日(金)頃に本州の南を低気圧が東へ進みます。陸地に近づくと、関東などに雪をもたらす「南岸低気圧」になる恐れもありますので、最新の予報をこまめにチェックするようお願いします。
この気圧の谷が通過した後、25日(土)〜27日(月)頃にかけて、冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が流れ込む見込みです。今月17日(金)から18日(土)頃に流れ込んできた寒気より一段強く、師走としては記録的に強い寒気のレベルになりそうです。
地上で降れば雪となる目安の寒気(上空1500メートル付近でマイナス6℃以下)は、25日は西日本を、26日〜27日にかけて本州をすっぽりと覆います。寒気の底は26日で、上空1500メートル付近にマイナス12℃以下の寒気が西日本まで流れ込む予想です。また、更に高い上空5000メートル付近では、札幌や秋田など北日本にはマイナス40℃以下、輪島など北陸にはマイナス37℃以下の寒気が流れ込む予想です。上空5000メートル付近でマイナス36℃以下は大雪の目安とされているため、北日本の日本海側や北陸では大雪に警戒が必要です。

鹿児島など太平洋側も雪予想

冬型の気圧配置が強まり、師走としては最強クラスの寒気が流れ込むため、26日(日)の夜〜27日(月)は大阪や鹿児島など太平洋側でも雪が予想されています。降り方によっては、うっすら積もる恐れもあります。
車での移動が多くなる時期、雪に慣れていない太平洋側の地域では特に注意が必要です。

冬道の運転 注意するキーワードは「ふゆとじこ」

この時期、車を運転する際に、気をつけていただきたいポイントは、5つあります。
①冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。
②ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。
③時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。
④時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。
⑤こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。
5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。

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