北海道 年末に過去最大級の寒波か

2018年12月23日(日)19時52分 tenki.jp

北海道付近は明日(24日)にかけて次第に冬型の気圧配置が強まるため、日本海側で荒れた天気となる所があり、注意が必要です。
しかし、それ以上に気にしておいた方が良いのは年末寒波。年末28日から29日頃には12月としては過去最大級の寒波が流れ込み、雪や風もかなり強まる恐れがあります。
帰省の足に影響が出る可能性も高く、早めの備えや対策、対応が必要です。

明日は日本海側でふぶき

今夜は北海道付近を気圧の谷が通過し、一時的に雪の降り方が強まる地域が多くなりそうです。
明日は冬型の気圧配置に変わり、上空にも強い寒気が入ります。沿岸を中心に風が強まり、ふぶいて見通しが悪くなることもあるため、車での移動などには十分な注意が必要です。
風が強いと吹きだまりが発生する恐れもあり、局地的には積雪が増えていることが考えられます。道路の状況などもしっかりと確認しながらの移動を心がけてください。
また、寒気の影響で日中以降の気温が低く経過するため、凍結路面によるスリップ事故にも十分注意してください。

28〜29日には12月最強クラスの寒波

28日から29日頃には札幌上空約5300メートル付近に、約-45度という非常に強い寒気が流れ込む見通しとなっています。
札幌の観測で上空約5300メートル付近の気温が、12月に-45度を下回った年は1957年の統計開始から6年しかありません。
午後9時の観測では、統計史上1位の記録が1984年12月24日に記録した-45.8度となっており、今回流れ込む寒気は過去最大級のものと言えます。
上空の寒気が強いと、背の高い雪雲が発達しやすく、大雪をもたらすケースが多くなります。
12月としては最も強い寒気が入った1984年の12月24日には、後志地方の共和で34センチ、翌25日も大雪が続いて38センチの降雪となり、2日間で72センチの雪となりました。
今回の寒波も同じように大雪をもたらす恐れがあるため、交通機関への影響も含めて十分な注意が必要です。年末年始に向けた買い出しなども早めに済ませた方が良いかもしれません。
また、28日から29日頃には北海道の西で低気圧が発達するため、冬型の気圧配置が強まります。各地で風もかなり強まる恐れがあり、明日よりもふぶきの規模が大きくなることも十分に考えられます。
大雪によるものだけではなく、沿岸を中心に猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害も発生する恐れがあるため、より影響が大きくなりそうです。
年末の帰省の時期に重なる方も多いかと思いますが、今後も最新の情報を確認し、その日の移動が難しいと感じたら予定の変更を検討するなど、早めの対応が必要です。

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