北海道 年末年始は大荒れ 交通機関に影響も?

2019年12月28日(土)18時39分 tenki.jp

北海道は大荒れの年末年始となる恐れがあります。大荒れのピークは大みそかから元日にかけてとなりますが、その後も雪が強まる恐れがあり、交通機関への影響も含めて、十分な注意、警戒が必要になりそうです。

29日は穏やかも30日は下り坂

明日(29日)の北海道は、本州方面から高気圧が張り出すため、晴れ間の広がる所が多くなります。雪は降っても朝まで弱いものが残る程度になりそうで、冬としては割合穏やかな天気となる見込みです。
年末年始の買い出しなど、外での用事を済ませるにはよい日和となりそうです。また、帰省などで移動をするにも問題のない天気となるでしょう。
30日は低気圧が発達しながら近づく影響で天気が下り坂となります。低気圧の接近に伴って南から暖気が入るため、一時的に気温が上がり、道南方面を中心に雨やみぞれの降る所も多くなりそう。
積雪が多くなっている地域では屋根からの落雪やなだれに注意が必要です。また、今積もっている雪が解けて道路状況がかなり悪くなる恐れもあり、泥はねなどへの注意も必要になります。

31〜1日は猛ふぶきで大荒れに

31日には次第に強い冬型の気圧配置に変わり、降るものは再び各地とも雪になります。全道各地で西よりの風が強まり、日本海側北部や空知、後志地方を中心に雪も強まりそうです。
特に31日の午前中は寒気がまだ弱く、湿った雪になる所も多くなりそうで、電線や道路標識などへの着雪が起こりやすくなります。
電線に雪が多くついた状態だと、普段よりも風の影響を受けやすくなるため、暴風によって電線が切れ、停電が起こる恐れがあります。懐中電灯やポータブルストーブなど、停電への備えをしておくとよいでしょう。
その後は1日にかけてさらに風が強まり、猛ふぶきとなる所が内陸でも出てきそうです。猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に警戒が必要になります。
もし31日、1日頃に車での移動を考えている場合は、立ち往生に備えてスコップや防寒具などを車内に用意し、危険を感じたらすぐに安全な場所で天気の回復を待つなど、安全を第一に考えた行動をとってください。
可能であれば予定をずらしたり、沿岸の道ではなく内陸の道を通るといったように出来るだけふぶきに遭いにくいルートを選択するなど、予定を変更することも考えた方がよさそうです。
2日には大荒れのピークは過ぎる見込みですが、決して天気が回復するわけではありません。冬型の気圧配置の強さによっては、2日にかけても猛ふぶきとなる恐れもあるため、引き続きの警戒が必要です。

3〜4日 札幌や千歳で雪強まる恐れ

3日〜4日にかけては、冬型の気圧配置が次第に緩むため、風の強い状態は解消に向かいそうです。
しかし、風向きが西よりから北よりに変わるため、雪の降りやすい場所がそれまでとは変わり、札幌周辺やオホーツク海側で雪が強まる恐れがあります。
石狩湾から流れ込む雪雲が札幌付近を通って千歳方面に流れていくことも考えられ、空の便も含めた交通機関への影響が懸念されます。
この頃には帰省先から自宅へと戻る予定を立てている方も多いかもしれません。今後も最新の気象情報や交通情報をこまめに確認し、事故のないようにお過ごしください。

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