関東、明日は久々の本降りの雨 夜は強烈寒気流入で西日本は荒天に
2020年12月29日(火)14時50分 ウェザーニュース
2020/12/29 14:48 ウェザーニュース
今夜から明日30日(水)にかけて、前線を伴った低気圧が日本海と本州の南岸をそれぞれ発達しながら通過します。西日本では今夜から雨、北日本では雪の降り出す所が多く、明日の朝には関東など東日本でも雨が降り出す見込みです。
28日(月)に比べて低気圧が発達する上、陸地の近くを進むため、東京都心を含む関東で本降りの雨となります。東京では12月5日(土)を最後に0.5mm以上を観測する雨が降っていませんので、明日の雨はこれ以来となりそうです。
ピーク時には1時間に10mm前後の雨が予想され、房総半島など南部の沿岸はさらに強まる可能性があります。雨の降る時間は短く、昼頃には止みますので、買い出しなどは天気が回復してからが良いかもしれません。
西日本は低気圧通過後に荒天
30日(水)夜の予想天気図
北日本は日本海側だけでなく太平洋側でも雪になり、内陸部を中心に湿った雪が強まります。路面状況が悪化しやすいため、車での移動は十分な注意が必要です。
西日本は低気圧による雨は朝で止むものの、急速に冬型の気圧配置へと移行し、西よりの風が強まります。沿岸部では瞬間的に25m/sの暴風となるため、年越しの準備を行う際は飛来物などに注意が必要です。また、寒気の南下により山沿いから雪へ変化し、夜には平野部の市街地も雪に変わります。雪に変わると吹雪で見通しが悪くなりますので、日没後は外出を控えるようにしてください。